オーストラリア移住のメリットとデメリットを移住経験者が解説します!

初めまして!みいです。
現在オーストラリアのアデレードという町で暮らしています。
オーストラリア生活7年目、皆様に少しでも私のオーストラリアでの経験や、海外に行ったきっかけ、どんな準備をしたか、等をシェアできたらと思っています。
オーストラリアのアデレードはここ
①オーストラリアで今までに住んだ場所
2015年の5月末にワーキングホリデービザで初めてオーストラリアに来ました。
初めの3ヶ月はNoosa(QLD州)という海の近くの小さい町に住んで、語学学校に通っていました。
その後、Caboolture(QLD州)という田舎町で、ワーキングホリデーのセカンドVISAを取るために、ファームで働いていました。
でも、環境もお給料もとてもひどいのでお勧めしません。私は知らずに行きました。。
その後、Coffs Harbour(NSW州)に移り、引続きビザのためにファームで働きました。
そして、世界遺産にも登録されているLord howe Island(NSW州)というところに8ヶ月ほど住んでいました。
そこでワーキングホリデーの2年間が終わり、一旦日本に帰った後、観光ビザでTasmaniaに来ました。
観光ビザが切れる頃にパートナービザを申請し、Tasmania(TAS州)に3年、そして現在住んでいる Adelaide(SA州)という流れです。
②オーストラリアに行ったきっかけはカナダでぶつかった英語の壁



実はオーストラリアへ行く前の、2012年にカナダでワーキングホリデーをしていました。
その時にホームステイをさせてもらったのですが、お父さんがカナダ人、お母さんが日本人の家庭でした。
初めての海外旅行で、国際結婚をしている人に出会い、ツアーでは日本人のガイドの方がいて、海外で仕事をしている日本人の方にも出会い、ものすごく刺激を受けました。
その時に、海外旅行にたくさん行きたい!!ではなく、なぜか、海外に住みたい!!と思ったんです。
海外に住んで、色々な人と出会い、その中で自分の視野も広がるのではないか、たくさんの国の綺麗な景色をたくさん見たい!!
住むことで、良い所だけでなく、色々な面が見えるのではないか、等という事をその時に思いました。
もちろん英語もです。私が日本語しか話せなかったために、日本語で会話をしていた時、ふとお父さんの顔を見たんです。
その時お父さんがとても悲しそうな顔をしていて、私が英語を話せたら、みんなで英語で話をして、お父さんも悲しい思いをしなくてよかったのに。。。
お父さんとも通訳なしで話せるようになりたい!!
それが英語を話せるようになりたい!と思ったきっかけでした。
カナダへの旅行が、オーストラリア生活へのきっかけでした。
③どのような流れで移住できたか



カナダからかえってきてすぐに貯金を始めました。
私は小学校の教員として働いていたのですが、当時の教員の給料は手取りで16〜17万円程。必要な資金を貯めるのに2年半かかりました。
その間に、ワーホリ経験のある友達に話を聞いたり、エージェントに話を聞きに行ったりしました。でも、エージェントを使うとかなり高くなります。
友だちからもお金目当てのエージェントもたくさんあるから気を付けて!と言われていたので、結局大手のエージェントは使わずに、個人で経営されているエージェントの方を、インターネット上で探しました。
その方は、費用は一切頂きませんが、航空券と保険はこちらで指定させて頂きます。ということだったので、そこから手数料が支払われていたのではないかと思いますが、なにしろ無料でして下さるということだったので、私にとっては大助かりでした。
④移住するために準備したもの



私の場合は、まず一番最初に行きたい都市を決めました。
英語が全く話せなかった為、最初の3ヶ月間は語学学校に行き、2ヶ月間はホームステイをしたいと決めていたので、語学学校、ホームステイ先の手配。
そして、ビザ、海外保険、航空券の予約です。私の場合は先程お伝えしたエージェントの方がVISA以外は全てして下さいました。
VISAは自分で申請しないといけないので、電話でエージェントの方のサポートを受けながら申請しました。
かかった初期費用は、最初の学校に行っている間の3ヶ月分の生活費も含めて、合計で130万程だったと思います。
ただ、予備のお金はあればあるだけ良いと思います。
私の場合は全財産を持ってきていたのですが、語学学校が終わる頃には残り1万2千円程になり、泣きそうになりながら仕事を探していたのを覚えていますので。。。それでも、なんとか生き延びることはできました!
⑤現在の毎月の生活費



家賃がとても高く、日本の1か月分の家賃が、こちらの1週間分ぐらいですので、日本の3〜4倍はかかります。
例えば、今住んでいるアパートの家賃1か月分は15万円ほどです。
電気代、水道代は地域によって払い方が違うのですが、3か月に1回まとめて払うところが多いです。
私の場合月に8000円ほどです。
スーパーで食材を買って自炊をすれば、食費はそれほど高くなく、日本より少し高いぐらいだと思います。
ですが、外食はすごく高いです!!
カフェにお昼ご飯を食べに行くとコーヒーとランチで大体2500円ぐらいはかかります。
お酒も約2倍ぐらいはします。特に日本だと日本食は美味しくて安く食べられますが、オーストラリアだと日本で食べるのの3,4倍はお金がかかります。
例えば、ラーメン1杯1600円とか。。。(笑)回転ずしの1番安いお皿が300円、しかも、日本の100円ずしの方がクオリティーが高い、とかです。



でも、ケータイ代はとても安く抑えられています。
シムフリーの携帯なので、毎月1000円ぐらいに収まっています。
その分家にWi-Fiをおいていて、それは月々5500円ほどで使い放題です。
彼と半分ずつ払っているので、ケータイ代、Wi-Fi代を合わせても3500円ほどです。
ちなみに、オーストラリアは家にWi-Fiを置いている家庭がほとんどです。
⑥オーストラリア移住のメリット
私がオーストラリアに来て良かったなと思うことは沢山あるのですが、いくつかあげるとすれば、まず人の目を気にしなくなったこと。
この歳で、こんな服、日本では着れないよなぁと思う様な服でも気にせずに着れます。



メイクせずに、スッピンで平気で外に行けるようになります。(笑)
体型も歳もあまり気にしなくなります。色々と気にせず、気ままに生きられるようになりました。
他には、思った事が言えるようになったことです。以前の私は思った事が言えない性格でしたが、オーストラリア人はみんな思ったことを言うので、その環境にいるうちに私も少しずつ言えるようになってきました。
そして、一番いいなと思ったことが、相手に思った事を言ったことによって気まずくならない事です。
仕事のボスにも言いたいことが言えていて、それを相手は自分の事を否定されたではなく、一つの意見として受け取ってくれる。
言いたいことをお互いを信用して言い合っているオーストラリア人を見て、とても素敵だなと思いました。



物事の考え方が変わって、柔軟になった。働き方への考え方が変わったことも、良かったことの一つです。
オーストラリアには色々な国の人が住んでいます。
色々な文化や価値観を知ることで、今まで当たり前と思っていたことが当たり前ではないことや、本当に一人一人考え方や生き方が違うこと、仕事も色々な働き方があって、自由でいいんだということを感じました。
そして、家族や友達の大切さ、有り難さ、愛にも改めて気づくことができました。
離れて初めて親の愛の大きさを身にしみて実感しました。
今よりも、もっと、周りにいてくれる人達を大切にしようと心の底から思いました。そして、日本のことも前よりも好きになりました。
⑦移住して大変だったこと
もちろん、大変だったことも沢山ありました。
まずは言語の壁です。英語が全く話せないまま来たので、最初に行った語学学校でも会話ができずに最初は孤独でした。
言いたいこと、伝えたいことがあるけどそれを言えない悲しさ、自分が自分でいられない辛さがありました。
少しずつ話せるようになってからは友だちも沢山でき、今でも連絡をとったりしています。



仕事を探すのも一苦労です。
都会は時給は安いけど仕事は比較的見つけやすいです。
逆に田舎は時給はしっかりしているけど、仕事を探すのに時間がかかります。
私は田舎に住んでいたので、何十件も履歴書を送ったり直接渡しに行ったりしても仕事がなかなか見つからないことがあり、心が折れそうになったこともありました。
⑧これから移住したい方にアドバイス
これから海外へ行こうと準備を進めている方、もしくは行きたいけどなかなか踏ん切りがつかない方もおられるかもしれません。



私が思うことは、やりたいと思ったことはやった方が後悔はない!と思います!
私は元々はワーキングホリデーを2年間した後は日本に戻って、教員として働く予定でした。
もちろん仕事は退職という形でしたので、教員採用試験をまた受け直し、(私が受けた当時は倍率7倍でしたので、簡単に受かれる試験ではありませんでした。)初任者研修もまた1からやり直し。
ですが、それでも、『若い頃の苦労なんて、おばあちゃんになった時に振り返れば一瞬。苦労したけど後悔ない人生やったな!』と思えるような人生にしたいと思い、思い切って教員を辞めました。
そして現在もオーストラリアに住んでいます。人生どこで何があるか本当にわかりませんね。
なので、この記事を読んで下さっている皆さんにも後悔ない人生を送って頂けたら、と思っています。
絶対に良い経験になると思いますよ!応援しています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。この記事が少しでも皆さんの役に立つことを願っています。

