こんにちは。大学生ライターのゆえゆいです。
近年英検の早期受験化が進んでいますよね。
大学受験でも英語民間試験の活用として英検を採用する大学が急増しています。
そのため高校生でも英検準1級レベルを求められることも恐らく増えてくるんじゃないかと思います!
なので今回は私が高校生のときに英検準1級を取得した体験談と勉強法をご紹介します。
皆さんのお役に立てれば嬉しいです!
なぜ英検を受けようと思ったか?
英検を受けた理由は私の受けたい入試の出願条件のひとつがCEFR B2保持だったからです。
CEFR(セファール)とは外国語のコミュニケーション能力を表す国際標準規格のことです。文部科学省が発表しているこの表を見ると、CEFR B2には英検2級では届かず、英検準1級レベルに相当していることがわかります。
また受験する大学によっては、英検準1級を持っていると大学入学共通テスト(前センター入試)の英語を免除や満点換算にしたり、得点加算してくれるところがあります。
このことも踏まえて英検準1級の勉強は大学受験勉強にも役立つと考えて、高校2年生の冬に受験することを決めました。
英検準1級を取る為にしたこと
英検の問題は大きく4つのパートにわかれています。それぞれの分野別の対策法を具体的にご紹介します。
英単語・リーディング
私は机に座ってガリガリ勉強するのが苦手だったので隙間時間をみつけて勉強していました。
まずは旺文社のパス単準1級を買いました。
旺文社のパス単準1級
これはもう定番だと思います。当時通っていた高校は少し遠い場所にあり、通学で約1時間電車を使っていました。そのため通学時間を単語学習にあてていました。
英単語を覚えるのに特にルールはありません。
私は目で見て覚える方が得意だったのでひたすら視界に入れる工夫をしていました。
また単語を紙に書いて部屋の壁一面に貼ったり、覚えられないものは語尾や接頭語などを調べてイメージで単語を覚える工夫をしていました。
長文パートに関しては具体的な対策は行っていませんでした。
リスニング
毎朝起きてから家を出るまでの間、英語の音声を聞きながら朝の用意をしていました。
余裕があれば軽く口を動かしてシャドーイングもしていました。
聞いていた音声は旺文社の過去問題集に収録されているリスニング音声です。
少し問題集の音声に飽きてきたと思ったら、GoogleポッドキャストでNHKワールドジャパンのニュースを聞いていました。
日本で流れているニュースは英語でこんな表現をするんだと発見があっておもしろいですよ。
ライティング
まずライティングに特化した参考書を購入しました。
カバーはもうありませんが、これが実際に使用していた本です。
この本にライティングの王道フォーマットが掲載されていたのでそれを覚えて実際の問題に使う練習をしました。
ライティング大特訓
英検準1級で出題されるトピックはだいたい決まっていたので、経済トピックにはこの語彙、社会問題にはこの語彙などテーマごとに対応できるように紙にまとめてすぐ使えるように工夫しました。
また、thereforeなど接続語を正しく使い、論理的な文章を書くように意識をしました。
あとは参考書に載っていたサンプルアンサーを模写して語彙を増やす練習もしました。
回答例を書き写すだけですが、満点回答例を実際に手を動かして書いてみることでいろいろな気づきが得られるのでおすすめです。
また、友達に帰国子女の英検1級保持者がいたので自分の書いた文章を見せて添削を何度かしてもらいました。
添削をしてもらうと自分で書いた文章を客観的に見てもらえるので改善点がよくわかりました。
結果は?
これを約1か月半続け、本番を迎えましたが、結果は不合格でした…。正答率は筆記70パーセント、リスニング68パーセント、全体として69パーセントという結果でした。
一般的に得点率70パーセントが合格ラインと言われているのでかなりギリギリでした。
長文パートはほとんど合っていましたが、単語とリスニングでかなり落としてしまいました。
不合格の原因は間違いなく学習期間の短さでしょう。もっと勉強すればよかったという後悔とくやしさで家に着いたとたん泣いてしまったのを今でも覚えています(笑)
2回目の受験
一度落ちてしまったものの、必要な資格であることには変わらないので受験勉強と並行して英検対策も行っていました。しかし、コロナの影響で高校が休校になり、英検も延期になっってしまいました。
これはチャンス!と思いこのときオンライン英会話を始めました。
私が受ける予定の英検S-CBT型が筆記試験に加え、スピーキングも同時に受けるものだったため英会話にも力を入れることにしました。
英検S-CBT型とは大学入試英語成績提供システムで利用することを想定し開発された、英語4技能試験です。
従来の英検とは違い、一日で4技能を測ることができます。問題構成や難易度は従来の試験と変わらないものとなっています。
オンライン英会話の活用法
私が選んだのはネイティブキャンプです。
一律の料金でレッスン回数は無制限。
また、好きな時間にレッスンを始められるという特徴もあります。
ネイティブキャンプには初心者向けから上級者レベルまで豊富にまで教材がそろっています。その中で私が英検対策に使っていた教材は主に2つあります。
1つ目はトピックトークです。
一回のレッスン内で特定のトピックに関する語彙を学び、それを使って即興で作文をします。
生徒が作った文はその場で先生が添削をしてくれます。それから先生とトピックに関してディスカッションをするという流れです。
ディスカッションでは先生の主張を聞きつつ、きちんと自分の意見を正確に伝えなければならないため、かなり頭を使います。しかし、その分日本語を挟まず、英語で考える力がつきました。
2つ目は英検二次試験対策教材です。
こちらはネイティブキャンプと旺文社と提携している教材で、先生と英検の2次試験対策ができます。
私は英検対策が得意な日本人の先生を何度か予約し、具体的な改善点とアドバイスをもらいました。
これらをひたすら繰り返し、どんな質問が来てもすぐに答えられるように練習をかさねました。休校期間はだいたい1日5レッスンくらい行っていました。
オンライン英会話でスピーキングを伸ばすつもりが、自然とリスニング力も伸びていたようで問題の正答率がかなり上がっていました。
2回目の受験の前に行った過去問では、初めて過去問を解いた時と比べてリスニングの正答率が30ポイント上がっていました。
2回目の結果はどうだったのか
2回目の結果はみごと合格でした!
1次試験と2次試験がある従来型の英検と英検s-cbt型の両方を受験しましたが、どちらも合格していました。
合格通知画面をみたとき、本当に嬉しかったです。一度不合格だった分、嬉しい気持ちが本当に大きかったですね。
勉強を始めてからは、なかなかリスニングが聞き取れなかったり、英単語が覚えられなかったり焦る気持ちもありましたが、英検準1級に合格してからは英字新聞で辞書を引く回数が減ったり、BBCポッドキャストに手が出せるレベルになっていました。
以上が私が英検準1級合格のために行った対策です。これから受験を考えている人の参考になれば幸いです。
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