
日本には今たくさんのフィリピン人の方が仕事をしにきているんです!そんな実習生たちの状況をまとめました!
技能実習制度とは何か?
まずは技能実習生とは何かを知っていきましょう!
厚生労働省のHPには実習制度についてこのように記述されています↓
外国人技能実習制度は、我が国が先進国としての役割を果たしつつ国際社会との調和ある発展を図っていくため、技能、技術又は知識の開発途上国等への移転を図り、開発途上国等の経済発展を担う「人づくり」に協力することを目的としております。
厚生労働省ホームページより引用
上記のように外国人を日本で3-5年といった決まった時間で受け入れて、働いてもらう制度(ビザのようなもの)を実習制度といいます。
日本では若い働き手も減少しているので、このような技能実習生の数は年々増加しています↓

フィリピン人実習生の今
フィリピン人実習生は現在日本に3万人以上います。
コロナ禍で特に下記が問題視されています。
・コロナにより便が激減し帰国できない
・務めている会社が倒産
・給料の減額
実習期間が終わって2か月がたっても帰国ができない・仕事もない実習生↓

コロナにより月収が激減(3万)となったベトナム人実習生↓

日本国内でもコロナの影響で失業者数が毎月200万人ペースで増加しており、新型コロナの影響で倒産(法的整理または事業停止した企業)は300件以上に膨らんでいます。
正式な手順で倒産をしている企業がこれだけあるので、確認されていないようなものを含めるとかなりの数になることが容易に想像できます。
業種も飲食業が最多となり、ホテル業、アパレルや雑貨店、食品卸、食品製造と続きます。
実習制度には飲食業は含まれていないものの、製造業には多くの実習生が従事している為、今回の影響で会社の状況が悪化して苦しんでいる実習生が増えているのは確かです。

職種に関してはJITCO(国際人材協力機構)のホームページから確認ができます↓
https://www.jitco.or.jp/ja/regulation/occupation.html
逃走してしまう実習生も増加
実習生の失踪も大きな問題となっています。
平成30年には失踪数は過去最高の9000人/ 年にのぼりました。
原因はいろいろありますが、一つは企業の実習生に対する扱いが不当なものでありそれに耐えれなくなって失踪してしまうことです。
実習生をモノのように扱うような企業や管理団体(協同組合)も数多く存在します↓
以上が実習生の現在の状況でした。少しでも実習生の権利が守られる・雇用が守られることを願っています。
