この記事を書いた人
ケンタ
元フィリピン留学エージェントとして、留学の斡旋・カウンセリング業務に携わってきました。フィリピンへの渡航歴は10回以上、セブ・マニラなど複数の都市を実際に訪れています。
TOEIC900点を保有しており、語学学習や英語力の伸ばし方についても、実体験を踏まえてお伝えできます。
「フィリピンGO!」では、こうした現地エージェントとしての実務経験と渡航経験をもとに、留学・観光・現地生活のリアルな情報を紹介しています。
「フィリピンはいつ行っても暑い」は大きな誤解でした

フィリピンってどの月に行っても似たようなもの——そう思っていませんか? 実はこれ、かなりの誤解なんです。
フィリピンは南北に約1,800kmにわたって広がる7,000以上の島々で構成されていて、同じ月でも北と南、太平洋側と南シナ海側では天気がまったく違う、という状況が普通に起こります。
ケンタが「12月にボラカイに行ったら雨ばかりだった」という声をSNSで見かけて調べ始めたところ、エリアごとの「最適シーズン」がこんなに違うとは思っていなかった、と驚いていました。
この記事では、旅の目的とエリア別に「本当に行くべき時期」を整理してみます。
ケンタ


ひと目でわかるフィリピン旅行シーズンの基本数値


まず全体感を押さえておきましょう。
エリアによって差はありますが、フィリピン全体の傾向としてよく参照される数値を先にまとめました。
Q. フィリピンの乾季と雨季、実際どれくらい違うの?


結論から言うと、「天地ほど違う」というエリアもあれば、「意外とそこまで差がない」エリアもあります。
フィリピンの気候は大きく4つのタイプに分類されていますが、旅行者が押さえるべきポイントはシンプルです。
- 乾季(おおむね11月〜4月):晴れが続き、海も穏やか。ビーチリゾートや離島クルーズには最適な時期
- 雨季(おおむね5月〜10月):スコールが多く、台風リスクが高まる。ただしすべての日が大雨というわけではなく、午前中は晴れるケースも多い
- 台風の通り道に注意:ルソン島・ビサヤ地方は台風の影響を受けやすく、ミンダナオ島は比較的少ない傾向がある
調べてみると「雨季=NG」とも言い切れず、雨季のパラワン(エルニド・コロン)は5〜6月にまだ天気が安定していることが多く、混雑も少なめでお得に行けるという声が多くありました。



Q. エリア別に見ると、結局いつが一番いいの?
ここが一番気になるところだと思います。
エリアごとにベストシーズンをまとめました。
| エリア | ベストシーズン | 避けたい時期 | 特記 |
|---|---|---|---|
| セブ島 | 12月〜4月 | 7〜10月(台風) | 1〜3月が特に海の透明度が高い |
| ボラカイ島 | 11月〜4月 | 6〜9月(季節風) | 12〜2月はホワイトビーチが最高潮 |
| パラワン(エルニド・コロン) | 11月〜5月 | 7〜10月 | 5〜6月は混雑も少なくコスパ◎ |
| ボホール島 | 12月〜4月 | 7〜10月 | 3〜4月が海況安定で離島日帰りに最適 |
| マニラ・ルソン北部 | 12月〜2月 | 6〜10月(台風直撃リスク高) | バギオは12〜1月に涼しく快適 |
| ダバオ・ミンダナオ | ほぼ通年 | — | 台風の影響が少なく年間を通じて比較的安定 |
特に意外だったのはダバオ(ミンダナオ島)のポテンシャルで、台風がほとんど来ないため「雨季でも旅行しやすいエリア」として注目されています。
フィリピン旅行の混雑を避けたい人にとって、穴場と言えるかもしれません。
エリア別の乾季情報をさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事でより細かく解説しています。






Q. ハイシーズンとオフシーズンで、費用はどれくらい変わるの?
旅の予算を左右するのが、この「シーズンによる価格差」です。
調べてみると、思った以上に差が出ることがわかりました。
| 時期 | 航空券の目安(往復・東京発) | リゾートホテルの目安(1泊) | 混雑度 |
|---|---|---|---|
| ハイシーズン(12〜1月) | 5〜10万円前後 | 1.5〜3万円前後 | 高(人気リゾートは要早期予約) |
| 肩シーズン(3〜5月・10〜11月) | 3〜6万円前後 | 1〜2万円前後 | 中 |
| オフシーズン(6〜9月) | 2〜4万円前後 | 8千〜1.5万円前後 | 低(ただし天候リスクあり) |
ハイシーズンとオフシーズンでは、航空券だけで2〜3万円以上の差が出ることも珍しくありません。
「なるべく安く行きたいけど天気は外したくない」という場合は、5〜6月か10〜11月の「肩シーズン」を狙うのがコスパ的に賢い選択肢です。
国内線の予約タイミングや3社の料金比較については、こちらの記事が参考になります。
見落とされがちな「混雑」と「祝日」の落とし穴


気候だけ調べて旅の計画を立てると、「天気は良かったのに、どこに行っても人だらけだった」という落とし穴にはまることがあります。
- フィリピンのクリスマス期間は9月から始まる:12月はもちろん、11月後半から国内旅行者が急増します。ビーチリゾートの宿泊費はこの時期に跳ね上がることが多いです
- ホーリーウィーク(聖週間)に注意:イースター前後の約1週間は、フィリピン国内で最大級の移動シーズン。国内線・フェリーが満席になりやすく、料金も上がります。時期はキリスト教の暦に合わせて毎年変動するので要確認です
- 日本のGW・夏休みと重なると航空券が高騰:特にGW(4月末〜5月初)はフィリピン乾季の末期と重なり、日本からの旅行者が集中します
- 地方フィエスタの時期はかえって楽しい:各地で開催される地域祭り「フィエスタ」は、現地文化に触れられる絶好のチャンスです
「気候が良い」「料金が安い」の2条件を同時に満たす時期は、実は非常に限られています。
どちらを優先するか、事前に決めてから計画するのがおすすめです。
各地のフィエスタ日程や祝祭日カレンダーは、こちらの記事でまとめています。


現地の気候を体感しながら英語を学ぶフィリピン留学も、シーズン選びが成功の鍵です。
https://www.ryugaku-onebridge.com/?asig=3b65b964b5c3b4d03b7020d9051a293eba1db942こんな声も
編集部が一般的な傾向をもとに構成した声です。
実際に旅を経験した方々のよくある感想を参考にまとめています。
1月に行ったら海が信じられないくらいきれいで、写真がすべて映えました。ただホテルが高くて、もう少し早く予約しておけばよかったと反省しています。
6月初旬に行ったんですが、思ったより天気が安定していて驚きました。観光客も少なく、島ツアーのボートをほぼ貸し切り状態で楽しめたのがよかったです。
ホーリーウィーク中に行ってしまって、ビーチが人・人・人の状態でした。次は1月か2月に行こうと思っています。
台風を心配して9月にダバオを選んだのですが、正解でした。天気が安定していて、ホテルも安く、フルーツが美味しくて大満足でした。
※特定個人の発言ではなく、編集部が一般的な傾向をもとに構成した内容です。
目的別・旅行スタイル別のおすすめ時期まとめ
「自分はどの時期に行くべきか」を判断するために、旅の目的別に整理しました。
| 旅のスタイル | おすすめ時期 | ポイント |
|---|---|---|
| ビーチ・ダイビング重視 | 12月〜3月 | 透明度・天候ともに最高。早期予約が必須 |
| コスパ重視・人混み嫌い | 5〜6月・10〜11月 | 肩シーズンで料金安め。天候はやや不安定 |
| 文化・街歩き重視 | 12月〜1月 | クリスマス装飾が華やかでマニラが面白い時期 |
| サーフィン | エリアにより異なる | 北東モンスーンの波が立つ9〜2月が人気スポットも多い |
| シニア・ファミリー | 1月〜3月 | 天候が安定し、猛暑にもなりにくいバランスの良い時期 |
サーフィン目的の場合は、エリアによって波のピーク時期が変わるため、フィリピンのサーフィンスポット別おすすめ時期を解説したこちらの記事も参考にしてみてください。



旅行シーズンを決めてから動く、賢い準備のステップ


シーズンを決めたら、あとは逆算して動くだけです。
特にハイシーズンは早め早めの行動が必須です。
よくある質問
シーズン選びに関してよく寄せられる疑問をまとめました。
フィリピン旅行で一番避けるべき時期はいつですか?
台風シーズンのピークである8〜9月は、ルソン島・ビサヤ地方を中心にフライトキャンセルや豪雨リスクが高まります。初めての旅行には特に避けた方が無難です。ミンダナオ島(ダバオなど)は比較的影響が少ない傾向があります。
12月のフィリピンは本当に人が多いですか?
特に12月下旬〜1月上旬は、フィリピン国内の帰省・国内旅行客と海外旅行者が重なり、人気リゾートは混み合います。宿の料金もピーク価格になるため、3〜4ヶ月前からの予約がおすすめです。
雨季のフィリピンは旅行に向いていませんか?
一概にNGとは言えません。ダバオやミンダナオ地方は雨季でも比較的安定していますし、パラワンの5〜6月は混雑が少なくコスパが良い穴場の時期です。ただし台風の多い7〜10月はリスクが高まるため、旅行保険の加入と最新の気象情報確認を忘れずに。
ホーリーウィーク(聖週間)はどんな影響がありますか?
フィリピン最大の移動シーズンで、国内線・フェリーが満席になりやすく料金も上がります。時期は毎年変動するため、旅行計画の際は事前にカレンダーを確認しておくことをおすすめします。
複数の島を回りたい場合、シーズンはどう考えればいい?
エリアによって乾季のタイミングが微妙にずれます。セブとパラワンを同時期に旅する場合は、両方が安定しやすい12〜3月を基準にするのが無難です。国内線の本数や接続も旅程に影響するため、移動手段の確認も同時に行いましょう。
まとめ:「いつ行くか」を決めるだけで、旅のクオリティが大きく変わります
フィリピン旅行の最適シーズンは、「どのエリアで、何をしたいか」によって正直かなり変わってきます。
「フィリピンは乾季に行けば間違いない」という話はよく聞きますが、エリアや旅のスタイルを無視して12月に行けば混雑と価格の高さに驚くこともあります。
エリア選びとシーズン選びをセットで考えること——これが、フィリピン旅行を一番楽しむための最短ルートだと感じました。
特に初めてフィリピンを旅行する方には、天候が安定していてアクセスも良いセブ島やボホール島を1〜3月に訪れるプランを、まず試してみてほしいと思います。
雨季のフィリピンをあえて選ぶメリットと注意点については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
旅の計画が少しでも具体的になってきたら、費用の全体像も合わせて確認してみてください。
フィリピンのエリア別観光名所30選は、こちらでまとめています。
行き先のイメージが広がるはずです。





現地の気候を体感しながら英語を学ぶフィリピン留学も、シーズン選びが成功の鍵です。
https://www.ryugaku-onebridge.com/?asig=3b65b964b5c3b4d03b7020d9051a293eba1db942









