「フィリピンは安い」は、もう昔話になりつつある?

「フィリピン留学は安く英語が学べる」——そんなイメージを持って調べ始めた方に、まず正直にお伝えしたいことがあります。
2026年現在、フィリピンの物価は数年前と比べて2〜3割程度上昇しており、「とにかく安い留学先」という認識は少し見直す必要が出てきました。
特に円安の影響は大きく、1ペソあたりの円換算が上がったことで、日本円ベースでの費用感はじわじわと増しています。
ただ、だからといって「割高になった」と切り捨てるのはもったいない。
欧米や豪州の留学と比べれば、依然として大きなコスト優位性は残っています。
実際のところ、どれくらい変わったのか。
数字で確認していきましょう。
ケンタ


数字でひと目でわかる:2026年フィリピンの物価・留学コスト


まずはざっくりとした数字感を掴んでおきましょう。
細かい内訳は後のセクションで確認できます。
「実際いくらかかる?」2026年版・費用の本当の内訳


1ヶ月のセブ島留学を想定した場合、費用は大きく4つに分かれます。
以下はあくまで目安ですが、現在の相場観として参考にしてください。
| 費用項目 | 目安(円) | 補足 |
|---|---|---|
| 語学学校(授業料+寮費) | 13〜18万円 | マンツーマン授業中心の学校は高め |
| 航空券(往復) | 3〜6万円 | LCC利用・時期による変動あり |
| 食費・日用品 | 2〜4万円 | ローカル食堂活用で抑えられる |
| 観光・交通・娯楽 | 1〜3万円 | 週末の島巡りなどで増えやすい |
合計すると、最安で約20万円・余裕を持つなら30万円前後が現実的なラインです。
数年前に比べると5〜7万円ほど上乗せされた感覚がある、という声が多く聞かれます。
なお、マニラの語学学校はセブより若干割安な場合もありますが、生活費(外食・交通費)はマニラのほうが高めになりがちです。
フィリピン留学の費用・メリット・デメリットをさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。



セブ vs 欧米留学:費用と英語力の伸びはどう違う?


「同じ英語留学なら、なぜフィリピンを選ぶの?」という疑問は自然です。
費用面での比較を見ると、答えは明快です。
円安・インフレで見落としがちな「落とし穴」4つ


数字だけ見て「まだ安い」と飛び込む前に、現地で実際に感じる「想定外」を先に知っておきましょう。
- 円安の変動リスク:渡航直前に円が急落すると、現地での使えるお金が一気に減ります。予算は為替の振れ幅を含め、余裕を持って組むのが鉄則です。
- 語学学校の値上げペースが速い:人気校は年に1〜2回値上げするケースも。パンフレットや口コミの情報が古い場合は要注意です。必ず現時点の公式料金を確認してください。
- 物価上昇は「観光エリア」が特に顕著:マクタン島リゾートやBGC(マニラ)周辺は、すでに日本の地方都市並みの価格帯のレストランも少なくありません。
- 帰国後の費用も計算に含める:VISA申請・PCR検査・海外旅行保険・現地SIMカードなど、渡航前後の細かい出費が積み重なります。
「安いから大丈夫」という思い込みが、現地での資金不足につながるケースが一番多いパターンです。
予算の組み方に不安があれば、フィリピン移住失敗談から学ぶ費用の落とし穴も読んでみてください。
移住ではなく留学でも、同じ「見落とし」が起きやすいです。






こんな声も:留学経験者が感じた「今の正直なところ」
編集部が一般的な傾向をもとに構成した声です。
実際に留学・渡航した方々の声を参考に、よくある感想をまとめています。
思ったより高くなってたけど、マンツーマン授業の密度はやっぱりすごい。欧米で同じ質の授業を受けようとしたら倍以上はかかると思う。
リゾートホテルの料金は正直驚いた。でもローカル食堂でランチしたら150円台で食べられて、物価の二層構造というか面白さを感じた。
円安が続いているうちに行くべきか迷っている。でも欧米より断然安いし、英語の伸びが早いと聞いてセブに気持ちが傾いている。
5年前に来たときより外食代が3割くらい上がった気がする。それでも日本と比べると生活費はまだかなり抑えられると思った。
※特定個人の発言ではなく、編集部が一般的な傾向をもとに構成した内容です。
フィリピン留学が「向いている人・向いていない人」正直な線引き
物価が上がっても、それでもフィリピン留学に強みがある人はいます。
逆に、最初から別の選択肢を検討したほうがいい場合も。
| 向いている人 | 要注意な人 |
|---|---|
| マンツーマン授業で短期集中したい | グループ授業・欧米ネイティブ環境にこだわりたい |
| 2〜4週間の短期で費用を抑えたい | 3ヶ月以上の長期で費用を試算している(差が縮まる) |
| 英語を話す練習量を増やしたい | ライティング・アカデミック英語が主目的 |
| アジアの文化・気候が好き | 衛生面・インフラ面のギャップに敏感 |
| 渡航費・学費を総合的に抑えたい | 「安い」だけを理由にしており目的が曖昧 |
エンジェルからの正直な一言:コスト面だけで選んで「何となく来た」という方より、「とにかく話す機会を増やしたい」という明確な目的を持った方のほうが、明らかに満足度が高い傾向があります。
セブ島の語学学校を費用・特徴で徹底比較した記事と組み合わせて、自分に合う学校を探してみてください。
後悔しない留学準備:やるべきことを3ステップで整理


「行きたい気持ちはある、でも何から始めれば?」という方のために、準備の流れをシンプルに整理しました。
セブ島で英語を学びながら観光も楽しむ1週間モデルプランも参考にしながら、具体的なイメージを膨らませてみてください。
また、複数の学校の費用・カリキュラムをまとめて比較したい場合は、留学エージェントの無料カウンセリングで相談してみるのも一つの手です。
よくある質問
フィリピンの物価・留学費用についてよく寄せられる疑問をまとめました。
フィリピンの物価は日本と比べてどれくらい安いですか?
ローカル食堂での食事は1食150〜250円程度と格安ですが、観光地・リゾートエリアのレストランやホテルは日本並みの価格帯も増えています。「どこで何を消費するか」によって体感が大きく変わります。
円安が続いていますが、今から留学してもコスパはいいですか?
欧米や豪州の留学と比べると、今でも約半額以下で同等期間の英語学習環境が得られます。ただし数年前と比べると費用は増えているため、予算は余裕を持って設定しておくのが賢明です。
1ヶ月のセブ留学にかかる費用はざっくりいくらですか?
語学学校の寮費・授業料・航空券・生活費を合わせると、最安で約20万円、余裕を持つなら30万円前後を目安にするといいでしょう。学校の種類や授業スタイルによって大きく変わります。
フィリピン留学とTOEICの相性はいいですか?
マンツーマン授業でスピーキング・リスニングを集中的に鍛える環境はTOEICのリスニング対策に有効と言われています。ただし文法・読解の対策は自習も必要です。
初めてフィリピンに行く場合、治安は大丈夫ですか?
セブ島やマニラのBGCなどの主要エリアは、基本的なルールを守れば旅行者が快適に過ごせる環境です。ただし深夜の単独行動・人気のない路地への立ち入りは避けるなど、一般的な海外旅行の注意を守ることが大切です。
まとめ:「安い」から「賢く使えばコスパが高い」へ


2026年のフィリピンは、かつての「とにかく安い留学先」という一言では語れなくなっています。
物価は上がり、円安も重なって、費用感は確かに変化しました。
それでも、欧米留学と並べて比較すればコスト優位性はまだ十分にあります。
大切なのは「安いから行く」ではなく、「目的を持って選ぶ」こと。
そこさえ外さなければ、フィリピン留学の可能性はまだまだ広がっています。
費用の詳細や移住・長期滞在まで視野に入れている方には、フィリピン移住に必要なビザ・資金・生活費を完全解説した記事も合わせて読んでみてください。
数字と準備の両面から、もう少し深く掘り下げられます。












