この記事を書いた人
ケンタ
元フィリピン留学エージェントとして、留学の斡旋・カウンセリング業務に携わってきました。フィリピンへの渡航歴は10回以上、セブ・マニラなど複数の都市を実際に訪れています。
TOEIC900点を保有しており、語学学習や英語力の伸ばし方についても、実体験を踏まえてお伝えできます。
「フィリピンGO!」では、こうした現地エージェントとしての実務経験と渡航経験をもとに、留学・観光・現地生活のリアルな情報を紹介しています。
「マンツーマン比率が高ければいい」は本当に正しいのか?

フィリピン留学を調べ始めると、必ずと言っていいほど目に入るのが「マンツーマン授業」というキーワードです。
でも、ちょっと待ってください。
マンツーマン比率が高い学校を選べば必ず英語が伸びる、という話は本当なのでしょうか。
実際に調べてみると、1日8コマすべてマンツーマンという学校もあれば、マンツーマン4コマ+グループ4コマで意図的に組み合わせている学校もあります。
どちらが優れているかは、目的やレベルによって大きく変わってくるそうです。
この記事では「マンツーマン比率」「カリキュラムの中身」「自習環境」という3つの軸で、フィリピン語学学校のタイプを横断比較してみました。
学校選びに迷っている方の参考になれば幸いです。
ケンタ


ひと目でわかる!学校選び3つの軸の数字感


学校タイプを比べる前に、まず全体像を数字でつかんでおきましょう。
フィリピン留学における一般的な相場感と水準感をまとめました。
「マンツーマン比率」の実態と落とし穴
フィリピンの語学学校は、大きく分けて3タイプに分類できます。
それぞれの特徴を比較してみましょう。
| タイプ | マンツーマン比率 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| マンツーマン特化型 | 70〜100% | 短期集中・TOEIC対策 | 会話の瞬発力が育ちにくい |
| バランス型 | 40〜60% | 初中級者・総合力向上 | 学校ごとに質のばらつきあり |
| グループ重視型 | 20〜40% | 多国籍環境で慣れたい人 | コスパ良いが伸び方に差 |
マンツーマン比率が100%に近い学校は、特にTOEICや試験対策を短期間で進めたい人には強い味方になります。
ただし、先生と1対1で話し続けるのは意外と疲れるうえ、「複数人と同時に英語でやりとりする」という実践的な力が養われにくいという側面もあるそうです。
マンツーマン比率だけで学校を選ぶのは危険で、カリキュラムの内容や自習環境との組み合わせで総合的に判断するのが大切です。



カリキュラムの中身、ここが実力差を生む
「授業が何コマあるか」より大事なのが、カリキュラムの中身です。
同じ「マンツーマン6コマ」でも、学校によって教える内容は全然違います。
調べてみると、カリキュラムには大きく以下の4つの軸があることがわかりました。
- スキル特化型: スピーキング・リスニング・ライティング・リーディングをバランスよく配分。総合力を伸ばしたい人に向く
- 試験対策型: TOEIC・IELTSなど特定の試験に照準を合わせたコース設計。問題演習の時間が多い
- ビジネス英語型: プレゼン・メール・交渉など社会人向けシチュエーション重視。実務に直結しやすい
- フリートーキング中心型: 会話量を最大化する設計。初心者が「話すことへの恐怖」を取り除くのに向く
社会人の方が多いセブやバギオの語学学校では、ビジネス英語型のコースを選ぶ人が増えているそうです。
授業外のカリキュラムが実力差に直結するという話については、こちらの記事で詳しく解説しています。






費用の内訳|4週間でどれくらいかかる?


フィリピン留学の費用は、授業料・寮費・食費の3本柱で考えるのが基本です。
学校タイプによって内訳は変わりますが、4週間の総費用目安は20〜45万円が一般的な相場感です。
下記はセブ島の標準的な語学学校を想定した目安の内訳です。
学校の立地や設備レベルによって、各項目が大きく変わることに注意してください。
自習環境が「伸びる学校」と「伸びない学校」を分ける


意外と軽視されがちなのが自習環境の充実度です。
授業が終わった後、深夜まで集中できる環境があるかどうかで、1ヶ月の成長量がまるで変わってきます。
実際に複数の学校を調べてみると、自習環境には大きな差があることがわかりました。
| チェック項目 | 充実している学校 | 注意が必要な学校 |
|---|---|---|
| 自習室の開放時間 | 24時間開放 | 22時に閉まる |
| Wi-Fi速度 | 動画授業も快適に視聴可 | 混雑時間帯に重くなる |
| 学習ツール | 英語辞書・教材の無料貸し出し | 自前で用意が必要 |
| 外部サービス連携 | オンライン英会話との併用を推奨 | 授業外学習のサポートなし |
特に注目したいのがWi-Fi環境です。
「夜に動画で復習しようとしたら繋がらなかった」という体験談は少なくありません。
入学前に「夜間の自習室のWi-Fi速度」を具体的に質問できる学校は、それだけ学習環境への意識が高い証拠です。
マンツーマン授業が英語力の向上に有効な理由については、こちらの記事で仕組みから丁寧に解説しています。
授業設計と自習の関係性が理解できます。





学校選びで迷ったら、まず無料カウンセリングで自分の目的を整理してみるのもおすすめですよ。
https://www.ryugaku-onebridge.com/?asig=3b65b964b5c3b4d03b7020d9051a293eba1db942実際に通った人の声
編集部が一般的な傾向をもとに構成した声です。
個人の体験や目的によって感想は異なります。
マンツーマンが多い学校を選んだのですが、最初の1週間はとにかくしんどかったです。でも3週目あたりから急に言葉が出るようになって、スコアも留学前より80点ほど上がりました。
自習室が24時間使えるかどうかをかなり重視して学校を選びました。夜に復習できる環境があるかないかで、実際の学習量がかなり違うと思います。
グループ授業が多い学校にしたのですが、韓国・台湾の学生と一緒にディスカッションする時間がすごく刺激的でした。マンツーマンだけでは得られない緊張感があります。
年齢的にどうかなと心配していましたが、マンツーマンが基本なのでペースを先生に合わせてもらいやすくて助かりました。ビジネス英語のコースがある学校を選んで正解でした。
※特定個人の発言ではなく、編集部が一般的な傾向をもとに構成した内容です。
こんな人に向いている、こんな人は別の軸で選んで
学校選びの3つの軸(マンツーマン比率・カリキュラム・自習環境)を踏まえたうえで、タイプ別の向き不向きをまとめました。
- マンツーマン特化型が向いている人: 試験スコアを短期間で上げたい、とにかく話す時間を最大化したい、内向的でグループ授業が苦手
- バランス型が向いている人: 総合的な英語力を伸ばしたい、異文化交流も楽しみたい、初中級者で自分のペースをつかみたい
- グループ重視型が向いている人: 費用を抑えたい、多国籍な環境に慣れることを優先したい、すでに中上級レベルで実践的な場が欲しい
一方で、こんな選び方は失敗しやすいです。
- 「マンツーマン比率が高いから」だけで決める(カリキュラムの中身を見ていない)
- パンフレット・ウェブサイトの写真だけで自習環境を判断する
- 費用の安さを最優先にして、Wi-Fi・設備の実態を確認しない
グループ授業とマンツーマン授業のどちらが自分に合っているかを詳しく比較した記事も参考にしてみてください。






学校を決めるまでの5ステップ


「何から始めればいいかわからない」という方のために、学校選びから渡航までの流れを整理しました。
焦らず1ステップずつ進めていきましょう。
フィリピン留学でよくある失敗のパターンについては、こちらの記事にまとめています。
事前に読んでおくと、学校選びの際の「地雷」を避けやすくなります。
よくある質問
学校選びで特に多い疑問をまとめました。
マンツーマン比率が高い学校は費用も高いですか?
一般的には高くなる傾向がありますが、必ずしも比例するわけではありません。バギオはセブより物価が低く、マンツーマン比率が高くても費用を抑えられる学校が多いそうです。
初心者でも自習室をフル活用できますか?
初心者こそ自習室の活用が重要です。教材の予習・復習に加え、アプリや動画を活用した学習時間を確保できる環境かどうかを入学前に確認しておくことをおすすめします。
カリキュラムは入学後に変えられますか?
多くの学校では、入学後のレベルチェック結果や希望に応じてコース変更が可能です。ただし変更できる期間や条件は学校ごとに異なるため、事前に確認しておくと安心です。
4週間未満の短期留学でもマンツーマン型の学校に入れますか?
2〜3週間の短期コースを設けている学校は多いです。ただし短期になるほど「集中的なスケジュール」になりやすく、授業量の多さに体力的に追いつけないケースもあるそうです。
50代・60代でもフィリピン留学できますか?
年齢制限を設けている語学学校はほとんどなく、実際に50代・60代の留学者も増えています。マンツーマン授業は先生がペースを合わせやすいため、ブランクがある方にも向いていると言われています。
まとめ|「比率の数字」より「自分の目的との相性」で選ぼう
フィリピン留学の学校選びで最もよくある失敗は、マンツーマン比率の数字だけを見て決めてしまうことです。
実際には、カリキュラムの中身・自習環境の充実度・先生の質が組み合わさって、はじめて「伸びる環境」が生まれます。
目的がTOEICスコアアップなのか、海外旅行で使える会話力なのか、ビジネスの場で通用する英語なのかによって、向く学校のタイプはまったく変わってきます。
まずは自分の目的を明確にしてから、3つの軸で学校を比べてみてください。
英語レベル別に向いている都市と学校のタイプをまとめた記事もありますので、合わせて読んでみてください。
また、50代・60代からのフィリピン留学を検討している方向けに、都市や学校の選び方を詳しくまとめた記事も参考になるはずです。
迷ったら複数の学校に問い合わせてみることが一番の近道です。
実際に質問への返答が丁寧な学校ほど、入学後のサポートも充実していることが多いそうです。





学校選びで迷ったら、まず無料カウンセリングで自分の目的を整理してみるのもおすすめですよ。
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