近年国際化が進み「将来は海外に関わる仕事がしたい」「英語を使う仕事をしてみたい」と考えている人もいるのではないでしょうか。
英語を使う仕事は今後も増えると予想され、高い英語力を持っていると就職にも有利になります。
そこで今回は実際に英語を使って仕事をする職業を35選紹介します。
また職業ごとに必要な英語力についても詳しく紹介していますので是非ご覧ください
◆仕事と英語について
仕事で英語力が求められる理由とは
近年グローバル化が進み、日本企業も続々と海外進出する企業が急増しました。
英語は世界共通語であることから、海外と仕事する時は全て英語で行われます。
今後もグローバル化は加速し、国際社会の第一線で活躍できる人材が求められる事が予想できます。
英語力が高いと就職活動も優位になり、就職先の選択肢を増やす事もできます。
職種によっては英語ができると給与にも反映されます。
英語力は昇給にも関係してくるので、出来るに越したことはありません。
また日本を訪れる外国人観光客の数も年々増えています。
その影響から国内にいても英語ができる人の需要が増えています。
今後も日本を訪れる外国人は増え、英語を使って仕事をする機会は増えると予測されます。
その為英語ができる人材は企業からも重宝され、仕事でも英語力を求められます。
TOEICの点数が重視される理由
英語資格試験には英検、TOEFL、TOEICなどがあります。
就職活動や仕事を探す際によく使われるのはTOEICです。
TOEICは日本企業が昔から採用活動や人事評価に取り入れてきた背景があり、試験自体の認知度がとても高いです。
またTOEICは5点刻みで点数化されるため英語力も分かりやすく点数化されるメリットがあります。
優柔な人材を採用する為には少しでも点数が高い人材を確保したいという企業の狙いがありTOEICを英語力の判断基準に使う企業が多くあります。
英語を使う職種の多くは募集要項に求める英語力としてTOEICの点数を書いていたり、採用条件にしている所もあります。
その為、英語を使う仕事に就きたいと考えている人はTOEICを受験し、自分のスコアを知っておく必要があります。
◆英語を使う職業一覧
英語を使う職業にはおおよそ35種類あり、TOEICの点数別に英語力が求められる仕事は以下の通りです。
・TOEIC550点以上
・TOEIC600点以上
・TOEIC700点以上
・TOEIC800点以上
・TOEIC900点以上
英語を使う職業は一般的にTOEIC500点以上が求められます。
しかし英語力の中でも、4技能(スピーキング・ライティング・リーディング・リスニング)の求められるレベルは職業によって異なります。
例えば英語事務作業ではリーディング力が求められますが、グランドスタッフはスピーキング力が求められます。
その為、就きたい職業によって求められる英語力を強化して勉強する必要があります。
◆35種類の職業で必要な英語力と収入を徹底解説
英語力が必要なこれらの35種類の職業は、それぞれ求められる英語のスキルが異なります。
各職業の仕事の詳細、求められる英語力、年収、などのポイントを徹底解説していきます。
求められる英語力TOEIC500点以上
・テーマパークスタッフ
外国人の来園者に対し、接客を英語で対応する事が求められます。
チケット購入、アトラクションの説明、レストランやお土産屋さんでの対応がメインになります。
英語力も大切ですが、英語を使ってコミュニケーションが取れる事、英語を話す事に抵抗がない事が求められます。
必要な英語スキル:リスニング力、スピーキング力、英語でのコミュニケーション能力
・旅行会社スタッフ(ツアープランナー・カウンターセールス)
旅行会社は旅行の中でも各担当が分かれています。
その中でもカウンターセールスとツアープランナーは英語力があると実務の幅が広がります。
カウンターセールスは外国人観光客に対し、ツアーの提案、販売を行います。
移動手段・宿泊先の手配が含まれることもあります。
短期滞在者の中には日本に来たのが初めてという人も多くいます。
その為、英語でツアーや観光に対して詳しく説明する英語力が必要です。
それに対しツアープランナーは日本から海外旅行へ行く人向けにツアーの企画・手配を行います。
観光地を巡るルートやツアーを企画し、内容によっては現地の旅行会社や関係者に連絡を取る事もあります。
英語ができると現地の情報をより多く収集でき魅力あるツアーを企画することができます。
必要な英語スキル:カウンタースタッフは日常会話レベル、ツアープランナーは、リーディング力・ライティング力
・ホテルスタッフ
ホテル業務の中でフロント業務やレストランなどお客さんに接する業務では英語力が求められます。
特に日本に初めて来た外国人観光客の中には、日本でホテルに泊まるのが初めての人もいます。
海外のホテルと異なり、靴を脱ぐことやゴミを分けることなど日本では細かいルールがある事も説明しなければなりません。
その為、英語で説明ができ、英語でコミュニケーションが取れることが必要です。
必要な英語スキル: スピーキング力、リスニング力、おもてなしの心遣いを英語で表現できるスキル
・グランドスタッフ
グランドスタッフはチケットと荷物手続きのカウンター・出発案内・到着便業務で英語力が求められます。
特に国際便は外国人利用者が多い為、英語力は必需になります。
採用時にTOEICの点数を採用条件にしている所も多くあり、英語力は欠かせません。
必要な英語スキル: リスニング力、スピーキング力
・入国審査官
入国審査官は空港で入国審査を始め、日本にいる在留外国人の在留資格審査、出国管理業務を行います。
日本は外国人に対し、日本在住の際に在留ビザの取得を求めています。
在留資格書類は複数枚あり、きちんと正確に情報を処理する必要があります。
また外国人と直接話す機会もある為、英会話力も求められます。
入国審査官は国家公務試験を受ける必要があります。
合格後希望地域への入国管理局へ応募して業務を行います。
採用の段階で英語資格試験を有していないと合格できないという決まりはありません。
しかし日常業務で英語を使う事、外国人への対応が必要なことから英語力が求められます。
必要な英語スキル:リーディング力、スピーキング力
・ITエンジニア
ITエンジニアはInformation Technologyすなわち情報技術の技術者を意味しています。
エンジニアの中でも4つの職種に別れていてシステムエンジニア(SE)、プログラマー、サーバーエンジニア、ネットワークエンジニアがあります。
これらの仕事は必ずしも英語を使うわけではありませんが、業界の傾向として海外のIT会社と連帯している事が多く、最新の技術開発の情報も英語での資料が多い事から英語ができると優位になります。
またブリッジSEという海外の企業と日本企業を結ぶ役割を果たす仕事を行うSEにはTOEIC800点が求められます。
IT業界は日本でのIT人材不足から海外進出を考え、海外企業へ外注する傾向があるので、今後はこのブリッジSEの需要が増えると言われています。
ブリッジSEは高い英語力が求められる分収入も900万円前後である事が多いです。
必要な英語スキル:日常会話レベル、ブリッジSEはビジネスレベル
求められる英語力:ITエンジニアはTOEIC500点以上、ブリッジSEは800点以上
求められる英語力TOEIC600点以上
・ツアーコンダクター
ツアーコンダクターは添乗員とも呼ばれ、団体旅行者に同行して予定通りの旅行プランを実行できるように調整し、必要であれば言語面でも訳したり助けたりする業務を行います。
ツアーコンダクターは旅行に関する関係者と直接対話し仕事を共にする必要があります。
また緊急時やトラブル発生時なども対応する必要がある為、臨機応変に行動する必要があります。
必要な英語スキル:4技能日常会話の上級レベル
・キャビンアテンダント
キャビンアテンダントは臨機応変に対応できる英語力が求められます。
フライト中は機内サービスに加え、乗客からの要望があればそれに対応する必要があります。
その為乗客の要望を聞き取り受け答えができる英語力は必需になります。
また同じフライトのクルーともコミュニケーションは英語で行われます。
またフライト中以外にも業務連絡や仕事に関する事も常に英語を使う為、採用条件にTOEIC600点以上を条件としている航空会社が多くあります。
必要な英語スキル: 4技能全て
求められる英語力:TOEIC600点以上だが、国際線の場合は730点以上の場合もある
・英語教育関連
英会話学校などの英語教育関連施設には英語講師以外のスタッフも在籍しています。
このスタッフのように生徒・先生のフォローをしたり、教材関係の準備などをする仕事でも英語力は必要になります。
特に授業や生徒についてネイティブの先生と話す際には英語でのコミュニケーションが必要となります。
必要な英語スキル: 日常英会話レベルのリスニング力とスピーキング力
・幼稚園・小学生向け英語講師
幼稚園・小学生の英語は、正しくしっかりとした英語を教えるというよりは、英語に親しみを持ってもらう、興味を持ってもらう事を目的にしている事が多くあります。
その為、歌や本、ダンスやゲームなどのユーモアを取り入れながら授業を行う必要があります。
高い英語力は求められませんが、日常英会話レベルが求められる事が多いです。
また同じ職場のスタッフとは英語で仕事情報を話し合う事もあります。
必要な英語スキル: 4技能全て
・英語教材編集者
英語教育を行う際に必要な英語教材の企画・営業・編集などを行います。
学校向けの教材もあれば、参考書のように書店販売用の物もあります。
教材作成時には英語ネイティブに校正作業を依頼する事も多くあります。
また英語教材を作製する上でも英語を使用する機会が多くあります。
必要な英語スキル: 4技能全て
・航空管制官
航空管制官は飛行機の着陸指示、飛行機同士の接触を起こさないようにする為に進路を誘導する仕事を行います。
海外の飛行機と英語でやり取りする為、航空管制官は英語力が必要とされています。
英語力は必需の為、採用試験では英語の筆記試験と面接があります。
また採用後も国際民間航空機関(ICAO)が定めている英語能力証明試験を定期的に受けることが義務づけられています。
業務を行うためには一定基準以上のスコアを出し続ける必要もあり、就職後も英語力をキープしなければいけません。
必要な英語スキル: 4技能全て
・ランドオペレーター
ランドオペレーターは旅行会社から依頼を受けホテル・レストラン・交通機関などの手配や予約を行う企業の事です。
ランドオペレーターはコーディネーターに近い役割を果たしていて、旅行会社から依頼を受けた内容を一番最適な方法で用意します。
特に海外旅行に行く日本人、海外から日本に来る外国人に関するコーディネート依頼では英語を駆使して仕事を行う必要があります。
必要な英語スキル: 4技能全て
求められる英語力TOEIC700点以上
・特許技術者
特許技術者は主に特許事務所で知的財産を扱う仕事を行います。
特許出願を行う場合には出願書類を作成し、特許庁とやり取りを行います。
海外へ特許出願を行う際には、この書類作成とやり取りが英語で行われます。
日本企業が海外へ特許出願を行うケースもあれば、海外企業が日本に特許出願を行うケースもあります。
どちらも書類は英語の為、英語力が必要になります。
また特許に関する専門用語も習得が必要です。
必要な英語スキル: 4技能全て、特にリーディング力とライティング力
平均年収:600~700万円
・留学関連
留学関連のサポートには2種類あります。
1つは日本から海外へ留学生を送るサポート業務、もう1つは海外から留学生を受け入れるサポート業務です。
この2つの留学生に関するサポート業務はほぼ英語で行われます。
留学生の在籍する学校への手続きを始め滞在先への連絡など、関係者への連絡はメール・電話を始め対面でのミーティングが行われる場合もあります。
その為総合的な英語力が必要です。
必要な英語スキル: 4技能全て
・秘書(バイリンガルセクレタリー)
2ヵ国語で秘書業務を行う事をバイリンガルセクレタリーと呼びます。
一般的な秘書業務に加えて、会議通訳やメール翻訳など英語に関連した仕事が加わります。
上司を言語面でフォローする役割があるので、商談やミーティングに同席しその場で通訳業務を行う事もあります。
必要な英語スキル: 4技能全て、ビジネスレベル
平均年収:500万円以上
・通関士(貿易営業/事務)
貿易に関する業務はほぼ英語で行われます。
貿易書類作成・通関手配・出荷輸送手配などに使われる書類は多数あり、英語のリーディング力ライティング力が求められます。
対面での仕事がほぼないので、英語は好きだけれど話す事が苦手な人でも取り組みやすい長所があります。
必要な英語スキル: リーディング力、ライティング力
・海外営業/英語関連事務
企業の中では海外営業として海外と仕事をする専門の部署を設けている所もあります。
海外営業は生の通り海外へ営業するのが仕事なので、取引先や現地子会社のスタッフと英語で連絡を取り合います。
英語関連の事務の仕事も同じ様に海外の担当者と英語で連絡を取り合います。
どちらもビジネスレベルの英語力が求められます。
必要な英語スキル: 4技能全て、ビジネスレベル
・商社勤務
勝者には専門商社と総合商社の2種類があり、売り手と買い手を結ぶ役割を商社は果たしています。
海外から調達している場合や事業展開している場合、英語でメールして連絡をしたり英語での商談が必要になります。
海外赴任や出張がある事もあるので、ビジネスレベルでの英語力が必要です。
必要な英語スキル: 4技能全て、ビジネスレベル
求められる英語力TOEIC800点以上
・中高生向け英語教師
日本の中学・高校で英語を教える英語講師は、学習指導要領に沿って授業を行います。
小学校で英語に親しみ、英語に慣れる事を勉強しているので、中学生では基礎文法、高校生では応用文法など深い所まで勉強します。
4技能をバランスよく教える必要がある為、教師本人も高い英語力が求められます。
必要な英語スキル: 4技能全て
・英会話スクール講師
英会話スクール講師は学校の教員と違い民間である事から英語力の向上だけはない工夫が必要です。
生徒に英語を好きになってもらい楽しく勉強をしてもらうこと、英語ができるようになったと自信を付けてもらう事などが大切です。
特に社会人になってからビジネス英語の必要性を感じでスクールに通いだす人も多くいます。
実際に現場で使えるビジネス英語を身につける為に、ビジネス英語を教えるハイレベルな英語力が求められます。
必要な英語スキル: 4技能全て、ビジネス英語上級
・全国通訳案内士
全国通訳案内士は国家資格として認められている職業です。
日本に来た外国人観光客を日本で案内しながら歴史・文化・習慣を英語で説明します。
全国通訳案内士の試験は年に1回行われます。
既にTOEIC900点以上のスコア所持者は試験の外国語筆記試験が免除になります。
また外国人を観光案内している時にも臨機応変に英語で対応する事が求められます。
必要な英語スキル: 4技能全てに加え英語を使ったコミュニケーション能力
・通訳・翻訳業務
企業における商談通訳・書類翻訳などを始め業務における通訳と翻訳を行う業務を担います。
契約書などビジネスに大きく影響するものもある為、ただの英語力ではなくビジネス英語スキルが求められます。
また海外の各支店を結んでテレビ会議をする時に翻訳依頼が来ることもあり、スピーディーに翻訳する事も求められます。
必要な英語スキル: 4技能全て
・バイヤー・マーチャンダイザー
バイヤーは企業が販売する仕事を買い付ける仕事です。
マーチャンダイザーは商品開発・販売計画を始め予算管理など小売り事業を総合的に管理する仕事です。
どちらの仕事も海外で買い付けや商談の時に英語を使います。
商談で交渉したり、誤解が生まれないように正確に商談成立させるためにもビジネスレベルの高い英語力が必要です。
必要な英語スキル: 4技能全て、ビジネスレベル
・ファンドマネージャー
ファンドマネージャーは金融資産を運用する専門家の事を意味します。
投資家から預かった資産を市場を調査し、売り買いのタイミングを計って運用実行をします。
外国企業の情報は全て英語での情報収集になります。
金融機関に関する専門用語が多いのでビジネスレベルの英語力に加えて専門用語の理解も必要です。
必要な英語スキル: ビジネスレベルのリーディング力と専門用語の理解
・パイロット
パイロットはフライトを管理している管制官と英語で交信します。
業務で英語を使う事から、採用時には英語の筆記試験・英語での面接が行われます。
また入社後は研修や訓練を海外で行う航空会社もあります。
国際線では外国籍のパイロットと共に仕事する機会も多くあります。
必要な英語スキル: 4技能全て
・外資系企業勤務
海外企業が日本で法人を作った企業の事を外資系企業と呼びます。
本社が海外にある事から、企業内での公用語は英語、各国の支店との連絡も英語で行われます。
社員も外国籍の人が多く日常的に英語を使う機会があります。
商談やプレゼンテーションなども英語で行われるため、ビジネスレベルでの英語力が必要です。
必要な英語スキル: 4技能全てビジネスレベル
・語学専門学校教員・大学英語教員
英語の専門学校・大学などで教える教員になる為には、ハイレベルの英語力が求められます。
特に英語の奥深い所まで教える場合は、生徒に指導する深い知識が必要です。
必要な英語スキル: 4技能全てハイレベルで必要
・国際公認会計士
公認会計士は企業の財務諸表をチェックする監査業務を行います。
国際公認会計士はこの公認会計士の仕事を外資系企業中心に行い、英語で業務を行います。
外資系企業なので書類は全て英語、会計担当者とも英語で話す必要があります。
ビジネス英語に加えて公認会計士が使う専門用語も英語で身につけておく必要があります。
必要な英語スキル: 4技能全て、ビジネス英語に加えて専門用語も必要
・弁理士
弁理士は知的財産法を取扱う法律家で国家資格を有しています。
国家資格があるので自分自身で特許の出願手続きを行う事ができます。
弁理士には高い英語力が求められます。
海外の特許出願に関して英語を用いて出願準備を進めるのはもちろんのこと、法律が関わっているので専門用語や表現も重要になってきます。
特許技術者の監督業務が弁理士には加わる為、弁理士は特許に関する仕事の中でも特に高い英語力が必要です。
必要な英語スキル: 4技能全て、ビジネス英語に加えて法律関係の専門用語も必要
・通訳士
違う言語を話す人の間に入り、双方の言葉を翻訳して伝える仕事を行うのが通訳士です。
通訳師は企業商談を始め、国際会議やシンポジウムなどの会議通訳、ニュースなどの同時通訳などの仕事があります。
瞬時に訳す必要があるのでハイレベルな英語力が求められます。
それに加え通訳相手が行っている仕事、商品/サービス知識、文化・宗教・歴史などのバックグラウンドの幅広い知識が求められます。
必要な英語スキル: 4技能全て、特にスピーキング力とリスニング力はハイレベルで必要
・翻訳家
映画・本などを外国語から日本語に訳す仕事を行うのが翻訳家です。
通訳士に比べると瞬時に訳す必要はありませんが、直訳してしまうと意味が変わってしまう事もあるので、前後の分に注意して翻訳する必要があります。
またニュアンスや言い回し方も不自然じゃなく、分かりやすい表現に変えることが求められます。
必要な英語スキル: 4技能全て、特にリーディング力とライティング力
・国際コンサルタント
コンサルタントは企業から受けた依頼を調査分析し解決策に導く仕事を行います。
国際コンサルタントは海外調査案件や海外進出プロジェクトを任される事が多くあります。
パートナー企業とのやり取りや、調査において海外の資料を使う事もあります。
必要な英語スキル: 4技能全て
・英文速記者
英文速記者は英語を使う中でも特にハイレベルの英語力が求められます。
英語で行われる会議などで記録を取り、その後文章を作る作業を行います。
瞬時にメモを取らないといけない為、専門記号を使って行います。
また話し合っている内容が何かわからないと、メモを取っても文章化する事ができません。
瞬時に理解し記録する事が必要なため、ハイレベルな英語力が求められます。
必要な英語スキル: 4技能全て、特にリスニング力とライティング力
・国際弁護士
国際弁護士も英語を使う職業の中ではハイレベルの英語力が求められます。
弁護士になる為には弁護士試験に合格する必要があり、国際弁護士試験にも合格する必要があります。
英語を使って法律関連の仕事をする為専門用語も多く覚えておく必要があります。
必要な英語スキル: 4技能全て
◆英語を使って仕事がしたい人へのおすすめ職種
英語を使って仕事がしたいけれど、職業も様々でどのような仕事に向いているのか悩んでしまっている人もいるのではないでしょうか。
ここでは先ほど紹介した35種類の職業の中から各特徴に合わせたおすすめの職業を紹介しています。
・英語が好きで沢山の人と関わる仕事がしたい人
英語を使って多くの人と話す事が好きな人は接客業が向いています。
接客業は英語でのコミュニケーション能力が求められます。
また周りを見て外国人に対し英語で臨機応変に対応する事が求められます。
・英語を使って仕事に貢献したい人
業務中ずっと英語を使うわけではないけれど、英語を使い仕事に貢献することができる職種もあります。
特に事務作業や裏方作業が多く、仕事の縁の下の力持ちとして実力を求められます。
・英語を活かして国際社会で活躍したい人
国際社会の第一線で世界を股にかけて仕事をしたい人達のおすすめの職種です。
ビジネス英語を使いながら世界を相手に仕事をします。
・英語を活かして専門的な仕事をしたい人
専門職の知識に加え、英語力を生かす事で、国際的に専門職を行えるようになります。
国際専門職は限られた人しか就けない職種なので、プロ集団の仲間入りができます。
・英語の楽しさを他の人にも伝えていきたい人
「自分が英語を学んで伝えて伝わった時の嬉しさや感動を人にも伝えたい!」と思っている人におすすめの職種です。
英語教育に携わりたいと考えている人にも最適です。
・英語と日本語を使って仕事がしたい人
英語を勉強しているうちに、日本の事にも興味を持ち日本語と英語両方を使う仕事がしたいと考えている人におすすめの仕事もあります。
得意な英語を活かしながら日本や日本語にも関わりながら仕事ができるのでやりがいが多くあります。
◆英語を使う職種に就くためのポイント
今回紹介した英語を使う職種に就くためには2つのポイントがあります。
1つ目のポイントは「どの英語力を求められているかと明確にし、そのスキルをあげること」です。
英語には4技能があり、職種によって求められる技能が変わってきます。
例えば英作文力が必要な仕事はライティング力が欠かせません。
しかし外国人と直接話す機会はめったにないのでスピーキング力は必要ない事もあります。
この場合ライティングに特化した実力を伸ばす為の勉強が必要になります。
4技能全てが求められる職種もあれば、この技能が特に必要とされる職種もあります。
その為、どの技能が職業に求められているのかを明確にする必要があります。
そしてその技能を注力してスキルアップさせていく必要があります。
2つ目は「英語はツールであり、英語を活かして何をしたいかを明確にする事」です。
英語を使う事を先に考えてしまうと英語を軸に職業を選びがちですが、英語はあくまでもツールであり英語が仕事にはなりません。
その為、英語を活かして自分が何をしたいか、どんな仕事をしたいかを明確にさせることが大切です。
英語に関する仕事もあれば、仕事で英語を使う仕事など「英語」と「仕事」は職種によって内容が変わってきます。
自分がどんな仕事をどのように英語を使いながらしたいのか、しっかりと考えることが大切です。
◆まとめ
英語を使う職業は業種幅広く35種類あります。
職業ごとに求められる英語レベルは異なり、必要とされるスキルも職種によって様々です。
この記事では職種で求められる英語のスキル、英語のレベル、年収を仕事内容の詳細と共に紹介しました。
また英語をどのように英語を使って仕事をしたいかと考えている人におすすめの職業と英語を使う職種に就くためのポイントを解説しました。
ぜひこの記事を参考に英語を使う仕事を探したり、就職を検討してみてください。