今回はカナダ留学の気になる費用やビザの取得方法を解説していきます!
ビザの取得方法についての解説
まずはカナダ留学に必要なビザの取得方法について解説していきます!
ビザ申請方法1:学校に入学許可書を発行してもらう
まず「学生ビザ」を発給してもらうには、留学生の受け入れを許可している「DLI(Designated Learning Institutions)」で就学する必要があります。
DLIに出願し、入学許可書を発行してもらうことで、学生ビザは申請できるようになります。
ビザ申請方法2:「MyCIC」のアカウント(IRCC secure account)を作る
カナダ移民局のサイトから、オンライン上でビザの申請を行っていきます。
まず初めに、「MyCICアカウント」を作成していきましょう!
1.下記のリンクにアクセスします。
https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/study-canada/study-permit/prepare/designated-learning-institutions-list.html
2.「Option 1: GCKey」と「Option 2: Sign-In Parter」の2つありますが、通常は「Sign in with GCKey」をクリックしてください。
3.「Welcome to GCKey」が表示されたら、アカウントを作成するために「Sign Up」をクリックしましょう。
4.「Terms and Conditions of Use」の「I accept」をクリックしたら、規約に同意します。
5.その後は表示された指示に従い、「ユーザー名」「パスワード、」「セキュリティ」「クエスチョン」の設定をしていきます。
*ユーザー名:英数で8~16文字で特殊文字の使用は不可。数字は7桁まで。
*パスワード:英数で8~16文字で連続した3文字の使用は不可。小文字・大文字・数字を含める
アカウント作成が完了したら、表示された質問に回答していきましょう。
最後に、質問の回答に応じた申請書とアップロードが必要な書類の一覧が表示されるので、その申請書のダウンロードを行ってください。
ビザ申請手順3:ビザ申請書を作成
- 上記でダウンロードした申請書に、必要事項を入力していきます。
- 入力内容を確認したら、「Validate」クリックしてください。
- 「Validate」をクリックすると、バーコードが表示されます。
ビザ申請手順4:すべての必要書類をアップロード
必要書類を、すべてアップロードしていきましょう!
ビザ申請手順5:申請料金を支払う
必要書類のアップロードがすべて終わり、申請内容に同意する旨の署名をオンライン上で行い、申請料金の支払いはクレジットカードで行います。
ビザ申請手順6:申請が受理されればメールが届く
申請が完了すれば、申請内容が無事に送信されたことを案内する自動メールが移民局から届きます。
ビザ申請手順7:バイオメトリクス(指紋採取)をする
- 数日後に、移民局から情報更新された事と、アカウントにアクセスするようにとのメールが届きます。
- アカウントにアクセスすることで、バイオメトリクスが発行されていることが分かります。
- その後ビザ申請センターで、バイオメトリクスの予約を行ってください。
- 予約日に必要書類を持っていき、ビザ申請センターで指紋採取を行いましょう。
ビザ申請手順8:ビザ発給許可通知レターが発行される
- 審査が完了すると、「情報更新されたからアカウントにアクセスしてください」とのメールが再度届きます。
- アカウントにアクセスし、ビザ申請が許可されていれば、ビザ発給許可通知レター(Letter of Introduction)が発行されます。
- カナダ到着時に空港の移民局で、「パスポート」や「ビザ発給許可通知レター」、ビザ申請の際にアップロードしたその他の書類を提出することで、ようやく「就学許可書」が正式に発行されるのです。
以上がビザの取得方法となります!
さらに詳しく!!カナダの学生ビザ申請の必要書類
カナダの学生ビザの申請の流れは理解できたかと思いますので、次に学生ビザを申請するための必要書類をご紹介します。
≪必要書類≫
*所定のビザ申請書(Validateが必要)
*デジタル証明写真
*パスポート(カラーコピーのもの)
*入学許可書
*残高証明書(英文)
*(支払った場合の)学費の支払い証明
*a certificat d’acceptation du Québec(CAQ・ケベック州)
*カストディアンシップの書類(17歳未満の場合・公証役場で認証手続きをしたもの)
*戸籍謄本(17歳以下の方・婚姻してる方など)
カナダのビザ申請の際に必要な「残高証明書」
カナダの学生ビザを申請する際に、留学期間を無事に過ごせる授業料、生活費の合計を超える残高がちゃんとあるかどうかの、英文での残高証明書が必要となります。
必要となる生活費ですが、以下のように計算されています。
≪ケベック州を除く都市の場合≫
カナダに渡航する人 | 必要な生活費(1年間) | 必要な生活費(月単位) |
申請者本人 | CAN$10,000 | CAN$833 |
1人目の扶養家族 | CAN$4,000 | CAN$333 |
2人目以降の扶養家族 | CAN$3,000 | CAN$255 |
≪ケベック州の場合≫
カナダに渡航する人 | 必要な生活費(1年間) | 必要な生活費(月単位) |
1人(18歳未満) | CAN$6,569 | CAN$547 |
1人(18歳以上) | CAN$13,134 | CAN$1,095 |
2人(18歳以上) | CAN$19,264 | CAN$1,605 |
3人(2人が18歳以上、1人が18歳未満) | CAN$21,579 | CAN$1,798 |
4人(2人が18歳以上、2人が18歳未満) | CAN$23,290 | CAN$1,941 |
カナダの学生ビザの申請料金
カナダの学生ビザの申請料金は、以下の通りです(2022年現在)。
学生ビザの申請料金・延長申請料金 | CAN$150 |
バイオメトリクス料金(指紋採取) | CAN$85 |
*まとめ*
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、カナダ留学の気になる費用、ビザなどについて詳しく解説してきました。
カナダは、アメリカやイギリスなどと比べてリーズナブルに留学ができます。
しかもカナダの大学は、教育水準がかなり高いので、大学進学を検討するならば、十分な学力・英語力が必要とされるでしょう。
ですが、コミュニティカレッジへの入学や日本の大学からの編入など、いきなり大学に入学できるほどの英語力がなくても、留学できるチャンスは十分にあります。
カナダへ留学したい方は、ご自身の状況をしっかり考慮して、今回の記事を参考に具体的なプランを立ててみてくださいね!
カナダ留学のおすすめ都市は別記事で紹介しているよ!ぜひチェックしてみてね♪
海外渡航の規制も徐々に緩やかになってきて、留学しようと考える方も増えてきました。
そこで人気留学先カナダへの、留学費用、ビザ、メリットなどの気になる情報をどこよりも詳しく徹底調査しました!
ぜひ、この記事を参考にしながらカナダ留学の計画を進めていってくださいね♪
豊かで広大な自然とエンターテイメントが共存した人気留学先・カナダで楽しい留学生活を送りましょう!
カナダはどんな国?
カナダの面積は998.5平方kmで、ロシアに次いで世界2位の広さを誇ります。
日本の約27倍にもなりますが、人口は約3,789万人と日本の3分の1ほどしかいません。
カナダと言えば移民が多いことでも有名ですが、バンクーバーやトロントといった大都市には、アジア系、中東系、ヒスパニック系などさまざまな国籍の人を見かけます。
カナダは多国籍なので、カナダ人は異文化にも慣れていて、留学生もなじみやすい国です。
またカナダの年間平均気温は、日本よりも低く、バンクーバーの8月の気温は平均18℃、最高気温も22℃と日本より高くなく、快適で過ごしやすい環境と言えます。
カナダの最新情報!条件を満たすことで自主隔離なしで留学可能に!
2022年7月現在、カナダ留学の最新情報です!!(随時更新していきますね♪)
「条件」を満たすことで、自主隔離なしで留学できるようになりました!
その「条件」が2021年7月に発表され、ワクチン接種などの条件を満たせば、入国後のホテル待機や14日間の自主隔離は不要になったのです!
ですが、「接種証明の形式」には指定もあるので、事前に確認しておく必要があります。
カナダといえば、”学生ビザがあれば留学できる” ”就労先が事前に決まっていればワーホリもできる”といったように、他国よりも渡航できる可能性が高い国なので、カナダ留学・ワーホリを考えている方は、留学エージェントに状況確認をしながら準備を進めていくようにしましょう◎
カナダ留学のメリット
カナダへ留学することで得られるメリットは、たくさんあります!
カナダ留学のメリットとして、代表例を以下で詳しくご紹介していきます。
メリット1.留学の種類が充実している
カナダは住む地域によって雰囲気が異なり、留学の種類も多いので、留学生の希望に合った留学プランを組むことができます。
例えばさまざまな留学の方法を、以下の8つから選べます。
- 語学留学
- 大学・大学院留学
- ワーキングホリデー
- おけいこ留学
- 専門留学
- Co-op留学
- インターンシップ
- ボランティア
なかでも「Co-op留学」は、カナダならではの留学方法で、有給のインターンシップを専門学校で学びながらできる魅力的な制度のことです。
英語などを学びながら就労体験もできるので、海外でいきなり働くのが不安な方でも挑戦しやすい方法になります。
留学の種類もさまざまで、滞在都市の選択肢も多ければ、その分留学プランの幅も広がっていくでしょう。
メリット2.カナダは異文化を受け入れる文化
カナダは世界中から移民が多く集まる国なので、多様性を認め合う文化としても知られています。
2016年度のカナダ統計局のデータによる、出身地域別の民族構成は以下をご覧ください。
- 北米:33.7%
- ヨーロッパ:57.1%
- カリブ:2.2%
- 中南米:2%
- オセアニア:0.2%
- 先住民族:6.2%
- アジア:17.7%
- アフリカ:3.1%
トロントやバンクーバーといった大都市部などでは、移民や留学生も多いため、カナダ中のさまざまな場所で英語やその他の言語を耳にすることでしょう。
常に他国の人と接する機会があるため、カナダ人は異文化コミュニケーションにも慣れています。
英語が母国語ではない人の割合も高いので、英語が苦手な人に対してはゆっくり話してくれたり、留学初心者でも過ごしやすい環境です。
メリット3.訛りが少ない綺麗な発音が身に付く
カナダで話されている英語は、3つの特徴があります。
- 立地と歴史上からアメリカ英語とイギリス英語が混ざっている
- 特徴的なアクセントや訛りなどが少ない
- カナダ人の穏やかな気質なので英語をゆっくり話してくれる人が多い
「英語圏なんだから訛りが少ないでしょ」と考える方もいるかもしれませんが、日本でも地方には方言があるように、アメリカの一部の地域では英語の訛りが強いと言われています。
一方でカナダでは、地域による発音の違いはあまりなく、方言はほぼありません。
その点からも、カナダ英語はクリアで綺麗だから聞き取りやすいと言われるようになったのです。
カナダに行けば、英語初心者でも英語が聞き取りやすく、綺麗な発音も身に付くことができますよ◎
メリット4.カナダは治安が良い
カナダといえば、治安が良い国としても人気を得ています。
2022年度の国際的シンクタンク「Institute for Economics & Peace」が発表したランキングで、犯罪件数や治安、軍事情勢などをもとに世界各国の平和度を表した「世界平和度指数」において、カナダは12位でした。
同ランキングで、日本は10位でした!
人気留学先のオーストラリアは27位、イギリスは34位、アメリカは129位なので、他国と比べてもカナダは安全と言えるでしょう。
またThe Economistが発表した、2021年の「世界でもっとも安全な都市ランキング」においては、カナダ・トロントが第2位にランクインしています。
同ランキングで、日本では東京が第5位、大阪は第17位にランクインしました。
ランキングだけでは、現地の治安を判断できませんが、留学先選びの参考にはできますよね!
ただ、どこの国も犯罪件数は日本より多く、カナダの犯罪発生率は日本の8倍にもなっています。
治安が良くても油断せず、リュックは前に抱えて歩き、高価な服やアクセサリーなどは身に付けない、夜遅くに1人で出歩かないなど、自分の身は自分で守る対策を忘れないようにしましょう!
メリット5.豊富な観光スポット
カナダは広大な自然が多く、有名な観光名所もたくさんあります。
例えば、以下のような場所が有名です。
- ナイアガラの滝
- メープル街道
- イエローナイフ
- カナディアンロッキー
メープル街道では紅葉を、イエローナイフではオーロラを観測できたり(タイミングにもよる)、大自然を十分に満喫できます。
留学は勉強することが一番の目的ではありますが、週末や休暇中には息抜きすることも必要です。
そんなときもカナダは、観光スポットがたくさんあるので、留学中の息抜きには困りませんよ◎
メリット6.一部の都市ではフランス語も学べる
カナダは英語だけでは、フランス語も一部都市では公用語として使っています。
実際に公用語として使っているのはモントリオールなどの一部都市に限られますが、街中の標識がフランス語で書かれていたりします。
フランス語を日常的に話しているので、ケベック州の語学学校などではフランス語を学べるコースもあります。
英語をある程度身に付けた方は、第3言語としてフランス語を学んでみるのもいいかもしれませんね◎
カナダ留学に必要な費用は?
カナダへの留学を計画するにあたり、やはり気になってくるのがその「費用」ではないでしょうか。
カナダ留学は、アメリカなどへ留学するのと比べて費用は安く抑えられますが、それでも年間で100万円以上の留学資金が必要となるでしょう。
ここからは、留学に掛かる費用、語学留学、ワーキングホリデー、大学留学、高校留学、ジュニアプログラム(サマースクール)の費用についてそれぞれご紹介します。
授業料&学費:学校によってさまざま
語学学校に通う場合、留学費用の中でも大きな割合を占めるのがコース費用になります。
基本的に語学学校では「○週間」単位で計算されるので、中学・高校では「1学期」ごと、大学や院では「1年間」ごとの計算が一般的です。
滞在費(家賃や光熱費など):約5〜8万円ほど
ホームステイ代や学生寮、長期で行く場合には現地のアパートやシェアハウスなどの家賃や光熱費が必要です。
その費用は、ステイ先や居住する都市によっても大きく異なってきます。
☆滞在費用の目安(1ヶ月)
*ホームステイ:7.5万円〜
*学生寮:7.5万円から
*シェアハウス(光熱費込み):5万円〜
※ルームシェアを利用すればさらに安くできます!
生活費:5~6万円
カナダでの生活費は、食費、・日用品・交通費・通信費・交際費などのお金が必要です。
生活費は、生活の仕方や節約によっても出費は大きく変わり、特に食費に関しては自炊にするか外食をメインにするかで2倍以上もの差が出てきます。
☆生活費の目安(1ヶ月)
*食費:2万円(毎日自炊する場合)
*食費:4万円(頻繁に外食する場合)
*日用品・消耗品:3千円
*交通費:1万円
*通信費:3~4千円
*交際費:1万円
航空券代:10~20万円
カナダまでの往復チケット代は、時期や利用する航空会社、直行便か経由便かなどによっても10万円前後変動します。
さらに繁忙期であるGWや夏休み、年末年始などは航空券代が非常に高額になりますが、閑散期の2~3月、10~11月は比較的お得です。
☆航空券代の目安
*経由便(閑散期):10万円~
*経由便(繁忙期):15万円~
*直行便(閑散期):12万円~
*直行便(繁忙期):20万円~
*交際費:1万円
*通信費:3~4千円
※経由便:デルタ航空・ユナイテッド航空など
※直行便:エアカナダ・全日空・日本航空など
海外保険・留学保険:1~1.5万円
万が一に備えて、海外保険や留学保険には必ず加入しておきましょう。
現地で、突然な急病や事故による医療費や、それに伴う賠償責任などが起きてしまっても、保険によってカバーできます◎
保険会社やプランによっても保険料は異なってくるので、自分にとって必要な保証がちゃんと入っているものを選びましょう。
ワーキングホリデーで行く場合には、医療保険の加入をしていないとビザの申請ができない場合もあるので必ず加入するようにしてください。
その他≪諸費用≫
その他にも、語学学校の入学金、テキスト代、ビザ・パスポート代、留学エージェントへのサービス料が、留学費用に追加されます。
カナダ「語学留学」の費用:半年間で約150万円~
1ケ月 | 約40万~ |
---|---|
3ヶ月 | 約80万~ |
半年 | 約150万~ |
1年間 | 約270万~ |
※(2022年7月現在は、1CAD=106.98円)
☆カナダは各費用に大差はないかも?
カナダの場合、語学学校や大学などの授業料や、滞在費などにはあまり大差はありません。
しかし、費用を安く抑えられる留学先もあるので、学校同士あまり差がないということは、どれくらいの予算が必要になるかより分かりやすいとも言えます。
ワーホリ費用(1年間)
≪ワーホリの年間費用≫
学費 | 約40万~ |
---|---|
生活費 | 約60万~ |
滞在費 | 約60万~ |
航空券・保険など | 約35万~ |
☆しっかり稼ぐことで、100万円以下で留学できちゃうかも!
カナダのワーキングホリデーでは、最長で6ヶ月間&1年間の就労が認められています。
多くの留学生は6ヶ月間すべてをワーホリに使うのではなく、3ヶ月は語学学校に通うので学費はその分少なくなります。
アルバイトなどで稼いだお金を生活費に充てれば、大いに節約ができますよ◎
※ビザの申請費や海外旅行保険費、航空券代などが追加されます。
大学留学の費用(1年間)
≪大学の費用相場・1年間≫
学費 | 約200~450万 |
---|---|
滞在費 | 約95~120万 |
保険 | 約24万 |
☆学費は「単位ごと」で考えよう!
北米の大学の卒業は「単位取得次第」なので、「卒業に必要な単位数」×「1単位あたりの授業料」が最低でも学費としてかかるでしょう。
滞在方法は、大学の寮をや同級生とシェアハウスをするといった方法があります。
大学の寮は高くなってしまいますが、留学して1年目は、現地に慣れるためにも寮を利用した方が安心かもしれません。
家やアパートを数人で借りて、家賃や光熱費などをシェアするが留学生の節約方法です。
中学・高校留学の費用(1年間)
≪高校の費用相場・1年間≫
公立学校 | 私立学校 | |
---|---|---|
学費 | 約110万~ | 約200万~ |
※滞在費 | 約100万円~ | 約140万~ |
生活費 | 約40万円 | 約40万円 |
保険 | 約8万円 | 約4万円 |
※カストディアン費用 | 約5万円 | 約4万円 |
合計費用 | 約250~270万円 | 約380~520万円 |
※滞在費は主に「食事付き」で公立校は「ホームステイ」、私立「学生寮」を選んだ金額になります。
※「カストディアン」とは、留学生が急病や事故に遭遇したときに、責任を持ち対処してくれる人のこと。
☆総額費用は、「公立校」を選ぶことで安く抑えられる!
カナダ留学では、私立高校と、地域の教育委員会が管理する公立校のどちらにも通えます。
全体的に費用を抑えられるのは「公立校」ではありますが、「格安で行ける高校留学」とは捉えないようにしましょう。
また学費以外にも、滞在費やアクティビティ活動費、制服代、施設利用料、教材費、事務手数料なども必要になります。
入学時のみ1回だけの請求もあれば、毎年発生する場合もありますが、最も支払額が大きいのは初年度と思っておきしょう。
ジュニアプログラムの費用
≪ジュニアプログラムの費用相場(2週間)≫
プログラム費用 | 約33万 |
---|---|
航空券 | 約18万 |
保険 | 約1~2万 |
☆滞在先なしオプションで節約可能
カナダでは、夏休み期間に開催される「サマースクール」の留学先としても人気です。
プログラム料金には授業料や滞在費、アクティビティ代など全部含まれているパッケージが基本的で、支払いはほぼ留学前に済ませられるので安心ですよね◎
サマースクールとして特徴的なのは、選ぶ学校によって滞在先プランを選べます。
ホームステイを選べば費用を少し抑えることができ、さらに滞在先を自己手配(現地に住む親戚宅など)といったコースにすればさらに抑えられるでしょう。
ですがホームステイや自己アレンジ滞在を選ぶことで、通学や帰宅時は他の参加者と行動を共にできない時間帯が出てきたりして、特定のアクティビティなどに参加できなくなったりもするので注意です。
カナダ留学のさまざまな費用を節約する方法
1.各種キャンペーンなどを利用して学費を節約する
留学費用を一番安く抑える方法が、授業料が安くなる「キャンペーン」を利用することです。
- 授業料の割引
- 授業時間をアップグレード(1週間)
- 申し込み特典
といったように、さまざまなキャンペーン内容がありますが、使い方によっては同じ費用でもかなりお得に授業を受けられるので利用することをオススメします。
語学留学の授業料は、年々値上がりしている傾向にありますが、早めに申し込んでおくことで、「来年の入学でも今年の割引価格で対応」といったキャンペーンしている学校もあるので、語学学校の検討は早めに始めておくことが大切です。
2.留学する時期は閑散期を選ぶ
学校や仕事の長期休みの時に留学者が増えますが、そのような「繁忙期」には費用面で大きな負担となってしまうでしょう。
繁忙期(GW・夏休み・年末年始)などの渡航は、どうしても航空券の値段が割高となってしまいます。
どうしても時期をずらせない方は、直行便ではなく経由便やLCCなどの格安航空を利用したり、渡航日を平日にするなど工夫する必要があります。
授業料や滞在費などに追加料金が加算されることも、夏の繁忙時にはよくあるので、渡航する時期はよく考える必要があります。
3.滞在先を変えて生活費を節約
次に生活費を節約したいなら、留学したい都市を変えてみるのはいかがでしょうか。
カナダの人気都市、バンクーバーやトロントは家賃や物価など高めの傾向にありますが、地方都市であれば物価が低いので滞在費や生活費を安く抑えられるでしょう◎
どうしても人気都市に行きたいのであれば、市街地を選ばず郊外に滞在することで、家賃を節約できますよ♪
その他にも、滞在期間を短くして「ホームステイ」や「寮」を選ぶのもおすすめです。
最初は英語や現地に慣れるためにも、ホームステイや寮などを利用し、途中からシェアハウスなどで一人暮らしをしましょう。
カナダでは、アパートや部屋をシェアするのが通常なので、物件は簡単に見つかります。
どこの学校でも大体同じ金額で学べるのであれば、生活費や滞在費を節約できれば、留学費用をグンと浮かせられる要素になります。
節約方法4.アルバイトをして生活費を稼ぐ
ワーキングホリデービザで渡航した方は、留学中にアルバイトをすることができるので、現地での生活費をそれで大体は補えます。
また日本人のアルバイト先として人気な「日本食レストラン」に勤めれば、まかないが出るところもあるので、食費節約にもなります。
ですが日本食レストランはお給料が低く、まれに最低賃金すら支払ってくれないところもあるので注意しましょう◎
時給が良いのはやはり現地のお店になりますが、留学生の採用率は低く、英語力も高くなくてはいけません。
ワーキングホリデーの注意点として、語学学校に通える期間が6ヶ月までと限定されているので、長期間で語学学校に行きたい人は、「学生ビザ」で渡航することになります。
節約方法5.現地での節約を心掛ける
生活スタイルにもよりますが、自炊する、移動時はなるべく徒歩や自転車にする、外出先でお酒は控える、といった日々の生活のなかで節約することで留学費用を大幅に抑えられ、年間でおよそ10万円以上節約することも可能です。
特にカナダでの外食は高くつくうえ、さらにチップを払う習慣がカナダにはあります。
レストランなどでのチップ代の相場は、食事代の10~20%と言われているので侮れません。
ですがせっかくの留学生活を、さまざまな経験ができるのに我慢してばかりではもったいないですよね!
自分のしたいことはやりつつ、なるべく節約することを心掛けることが必要です。
カナダの学生ビザ情報
カナダに留学する際に必要な学生ビザは、「就学許可書」になります。
就学期間が6ヶ月以下であれば、留学先のジャンルを問わず、就学許可書を取得する必要はありません。
カナダの学生ビザの申請方法
カナダへ留学する際の「学生ビザ」の申請方法は、基本的にはオンラインで申請を行います。
ですが、「バイオメトリクス(指紋採取)」をした経験がない場合には、カナダにある「ビザ申請センター」へ行き、指紋採取する必要があります。
以下で申請方法を詳しくご紹介していきます。
申請方法1:学校に入学許可書を発行してもらう
まず「学生ビザ」を発給してもらうには、留学生の受け入れを許可している「DLI(Designated Learning Institutions)」で就学する必要があります。
DLIに出願し、入学許可書を発行してもらうことで、学生ビザは申請できるようになります。
申請方法2:「MyCIC」のアカウント(IRCC secure account)を作る
カナダ移民局のサイトから、オンライン上でビザの申請を行っていきます。
まず初めに、「MyCICアカウント」を作成していきましょう!
1.下記のリンクにアクセスします。
https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/study-canada/study-permit/prepare/designated-learning-institutions-list.html
2.「Option 1: GCKey」と「Option 2: Sign-In Parter」の2つありますが、通常は「Sign in with GCKey」をクリックしてください。
3.「Welcome to GCKey」が表示されたら、アカウントを作成するために「Sign Up」をクリックしましょう。
4.「Terms and Conditions of Use」の「I accept」をクリックしたら、規約に同意します。
5.その後は表示された指示に従い、「ユーザー名」「パスワード、」「セキュリティ」「クエスチョン」の設定をしていきます。
*ユーザー名:英数で8~16文字で特殊文字の使用は不可。数字は7桁まで。
*パスワード:英数で8~16文字で連続した3文字の使用は不可。小文字・大文字・数字を含める
アカウント作成が完了したら、表示された質問に回答していきましょう。
最後に、質問の回答に応じた申請書とアップロードが必要な書類の一覧が表示されるので、その申請書のダウンロードを行ってください。
手順3:ビザ申請書を作成
- 上記でダウンロードした申請書に、必要事項を入力していきます。
- 入力内容を確認したら、「Validate」クリックしてください。
- 「Validate」をクリックすると、バーコードが表示されます。
手順4:すべての必要書類をアップロード
必要書類を、すべてアップロードしていきましょう!
手順5:申請料金を支払う
必要書類のアップロードがすべて終わり、申請内容に同意する旨の署名をオンライン上で行い、申請料金の支払いはクレジットカードで行います。
手順6:申請が受理されればメールが届く
申請が完了すれば、申請内容が無事に送信されたことを案内する自動メールが移民局から届きます。
手順7:バイオメトリクス(指紋採取)をする
- 数日後に、移民局から情報更新された事と、アカウントにアクセスするようにとのメールが届きます。
- アカウントにアクセスすることで、バイオメトリクスが発行されていることが分かります。
- その後ビザ申請センターで、バイオメトリクスの予約を行ってください。
- 予約日に必要書類を持っていき、ビザ申請センターで指紋採取を行いましょう。
手順8:ビザ発給許可通知レターが発行される
- 審査が完了すると、「情報更新されたからアカウントにアクセスしてください」とのメールが再度届きます。
- アカウントにアクセスし、ビザ申請が許可されていれば、ビザ発給許可通知レター(Letter of Introduction)が発行されます。
- カナダ到着時に空港の移民局で、「パスポート」や「ビザ発給許可通知レター」、ビザ申請の際にアップロードしたその他の書類を提出することで、ようやく「就学許可書」が正式に発行されるのです。
さらに詳しく!!カナダの学生ビザ申請の必要書類
カナダの学生ビザの申請の流れは理解できたかと思いますので、次に学生ビザを申請するための必要書類をご紹介します。
≪必要書類≫
*所定のビザ申請書(Validateが必要)
*デジタル証明写真
*パスポート(カラーコピーのもの)
*入学許可書
*残高証明書(英文)
*(支払った場合の)学費の支払い証明
*a certificat d’acceptation du Québec(CAQ・ケベック州)
*カストディアンシップの書類(17歳未満の場合・公証役場で認証手続きをしたもの)
*戸籍謄本(17歳以下の方・婚姻してる方など)
カナダのビザ申請の際に必要な「残高証明書」
カナダの学生ビザを申請する際に、留学期間を無事に過ごせる授業料、生活費の合計を超える残高がちゃんとあるかどうかの、英文での残高証明書が必要となります。
必要となる生活費ですが、以下のように計算されています。
≪ケベック州を除く都市の場合≫
カナダに渡航する人 | 必要な生活費(1年間) | 必要な生活費(月単位) |
申請者本人 | CAN$10,000 | CAN$833 |
1人目の扶養家族 | CAN$4,000 | CAN$333 |
2人目以降の扶養家族 | CAN$3,000 | CAN$255 |
≪ケベック州の場合≫
カナダに渡航する人 | 必要な生活費(1年間) | 必要な生活費(月単位) |
1人(18歳未満) | CAN$6,569 | CAN$547 |
1人(18歳以上) | CAN$13,134 | CAN$1,095 |
2人(18歳以上) | CAN$19,264 | CAN$1,605 |
3人(2人が18歳以上、1人が18歳未満) | CAN$21,579 | CAN$1,798 |
4人(2人が18歳以上、2人が18歳未満) | CAN$23,290 | CAN$1,941 |
カナダの学生ビザの申請料金
カナダの学生ビザの申請料金は、以下の通りです(2022年現在)。
学生ビザの申請料金・延長申請料金 | CAN$150 |
バイオメトリクス料金(指紋採取) | CAN$85 |
*まとめ*
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、カナダ留学の気になる費用、ビザなどについて詳しく解説してきました。
カナダは、アメリカやイギリスなどと比べてリーズナブルに留学ができます。
しかもカナダの大学は、教育水準がかなり高いので、大学進学を検討するならば、十分な学力・英語力が必要とされるでしょう。
ですが、コミュニティカレッジへの入学や日本の大学からの編入など、いきなり大学に入学できるほどの英語力がなくても、留学できるチャンスは十分にあります。
カナダへ留学したい方は、ご自身の状況をしっかり考慮して、今回の記事を参考に具体的なプランを立ててみてくださいね!
カナダ留学のおすすめ都市は別記事で紹介しているよ!ぜひチェックしてみてね♪
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