この記事を書いた人
ケンタ
元フィリピン留学エージェントとして、留学の斡旋・カウンセリング業務に携わってきました。フィリピンへの渡航歴は10回以上、セブ・マニラなど複数の都市を実際に訪れています。
TOEIC900点を保有しており、語学学習や英語力の伸ばし方についても、実体験を踏まえてお伝えできます。
「フィリピンGO!」では、こうした現地エージェントとしての実務経験と渡航経験をもとに、留学・観光・現地生活のリアルな情報を紹介しています。
友人の一言から始まったフィリピン留学への興味

「3ヶ月で50万円くらいだったよ」。
ケンタがフィリピン留学に興味を持ったのは、久しぶりに会った大学時代の友人のこの一言がきっかけでした。
欧米留学というと、まとまった貯金と長期休暇が必要というイメージが強いもの。
ところがフィリピンなら、社会人でも手が届く金額で、しかも1日8時間以上も英語漬けになれるといいます。
セブ島の空港に降り立つと、湿った南国の空気とジプニーのクラクションが出迎えてくれる、そんな話を聞いて、ケンタの好奇心はどんどん膨らんでいきました。
本当にそんなに安いのか、安さの裏に何かないのか。
編集部として、改めて実態を調べ直してみました。
ケンタそもそもフィリピン留学とはどんな場所で学ぶスタイルなのか


フィリピン留学とは、セブ島やバギオを中心とした語学学校で、英語をマンツーマン中心に学ぶスタイルの留学です。
フィリピンは英語が公用語のひとつで、街なかの看板もほとんどが英語表記。
国民の多くが日常的に英語を使いこなしています。
そのため、現地の物価水準のまま、質の高いマンツーマン授業を受けられるのが最大の特徴です。
セブ島は都会的で発展した街並みとリゾートビーチが同居するエリア、バギオは標高1,500m前後の高原にあり、涼しい気候で集中しやすいと評判のエリアです。
コロナ禍で一時停滞したこの留学スタイルですが、今また日本・韓国・台湾から多くの学習者が戻ってきています。
学校選びで迷う方は、マンツーマン比率やカリキュラムを横断比較した記事も参考になります。



3ヶ月留学の費用リアル内訳、この安さは本物か
結論から言うと、3ヶ月で約55万円前後というのは決して誇張ではありません。
セブ島の語学学校をモデルにした内訳を見てみましょう。
大きな割合を占めるのはコース費用・寮費込みで約45万円ほど。
ここに航空券・SSP・保険などが加わります。
「え、寮費まで込みでこの金額?」と思う方も多いはずですが、これはフィリピンの物価水準がそのまま反映されているためです。
SSP(Special Study Permit)は、4週間以上通学する場合に必要な学生許可証で、多くの学校が申請を代行してくれます。
ただし別途費用がかかるため、事前確認は必須です。
SSPを含むビザまわりの手続きについては2026年版のビザ・SSP解説記事で詳しく整理しています。
渡航前に押さえておきたい準備の流れ
「行ってみたい」と思ったら、次はどう動けばいいのか。
大まかには4つのステップで進みます。
特に重要なのは学校比較の段階です。
セブ島だけでも数十校あり、同じ費用帯でもカリキュラムの充実度がかなり違います。
授業外の学習サポートまで比較したい方は授業外カリキュラムを比較した記事も合わせてチェックしてみてください。
手続きに不安がある場合は、留学エージェントの無料カウンセリングを利用して学校選びを相談してみるのも一つの方法です。






ひと目でわかるフィリピン留学の基本数字
細かい話の前に、まずは数字でざっくり全体像をつかんでおきましょう。
こんな人には向いている、こんな人は慎重に考えたい


フィリピン留学が「大当たり」になる人もいれば、「思っていたのと違う」となる人もいます。
正直に整理しておきます。
| 向いている人 | 慎重に考えたい人 |
|---|---|
| 予算を抑えつつ集中して英語を伸ばしたい | ネイティブ英語圏に完全に浸りたい |
| マンツーマンで丁寧に教わりたい初〜中級者 | 欧米文化・多国籍コミュニティを重視したい |
| 1〜3ヶ月の短期で集中特訓したい | フィリピンの気候・衛生面に不安がある |
| アジア圏で渡航コストを抑えたい | 就職・移住目的で長期滞在を検討中 |
セブ島の学校には韓国人・台湾人の生徒も多く、多国籍な環境に刺激を受ける人もいます。
この背景についてはセブ留学に韓国人・台湾人が多い理由を調べた記事で詳しく触れています。
セブ留学 vs 欧米留学、費用と授業スタイルを比較
迷ったら、この2つを並べて考えるとイメージがつかみやすくなります。



知っておきたい落とし穴と、よくある誤解
安さと学習密度に目が行きがちですが、事前に知っておくべき注意点もあります。
- 学校ごとの質のバラつきが大きい:安さだけで選ぶと授業の質やサポート体制に後悔することがあります。口コミ確認は必須です
- フィリピン英語のアクセントに慣れが必要:発音は明瞭ですが、最初は独特のイントネーションに戸惑う人もいます
- エージェント経由と直接申込みの費用差は小さい:料金がほぼ変わらないケースが多く、初めての人はサポート込みでエージェント経由が安心という声もあります
- 台風シーズンには注意:渡航時期の確認と海外旅行保険への加入は忘れずに
「安いから」で飛びつくと、思わぬトラブルに巻き込まれるケースも実際にあります。
過去には留学中に危険な目にあった体験談をまとめた記事もありますので、渡航前に一度目を通しておくと安心です。



よくある質問
フィリピン留学についてよく寄せられる質問をまとめました。
英語が全くできなくても大丈夫ですか?
大丈夫です。多くの学校がTOEIC300点以下の初心者クラスを用意しており、マンツーマン中心なのでグループ授業で置いていかれる心配も少ないです。
社会人でも留学できますか?
1週間からの短期コースもあり、社会人にも人気です。有給休暇を活用して2〜4週間で集中的に学ぶ人も増えています。
エージェントと学校への直接申し込み、どちらが安いですか?
多くの場合、料金差はほとんどないと言われています。むしろビザ・SSPなど手続きサポートを受けられる点がエージェント利用の主なメリットです。
グループレッスンとマンツーマン、どちらを選ぶべきですか?
初心者や苦手意識が強い人はマンツーマン中心の学校がおすすめです。選び方の詳細はグループとマンツーマンを比較した記事で解説しています。
まとめ:安さだけでなく学習密度も本気なのがフィリピン留学
フィリピン留学の魅力は、安さと学習密度の高さが同時に手に入ることに尽きます。
3ヶ月55万円前後で1日8時間以上の英語漬け生活、これは他の国ではなかなか実現できない水準です。
一方で、学校の質のバラつきやフィリピン英語への慣れなど、知っておくべき点があるのも事実。
「安いから」だけで飛び込まず、目的・期間・学校をしっかり比較してから動き出すのが、後悔しないための一番の近道です。
ケンタが友人の話を聞いて感じたワクワク感は、調べれば調べるほど根拠のあるものだと分かりました。
次は実際に現地の空気を吸いに行く番かもしれません。






